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ฅ4ฅ

 夜になり、明かりがあるのは月の光や星だけだ。

 当然人間が動かしていた電気設備などは全く動いていない。

 立ち並ぶ高層ビルの間から人間の時には見ることが出来なかった星々を綺麗に見ることが出来た。

 どこが何座か? なんてものは星座に全く興味がなかったため知るわけもない。

 住宅街も光は全くなくソーラーで光るランプのようなものが点いているくらいだ。

 猫になっているおかげか高いところに対する恐怖心は消えていた。

 街路樹に登り一気に最速で頂点まで登る。

 星は確かに近くに感じられたがまだまだ遠い。

 裏山にある街のシンボルと言われていたものすごく大きな“ハイツリー”という木だ。

 高さは100m以上あって種類はセコイヤという木らしい。

 街で1番高い木のてっぺんでも星までは全く届かない。

 わかっていた、分かりきっていたことだったがすごく歯がゆく、悔しかった。

 昼間にこの木から街を見下ろしたらどのように瞳に映るだろう?

 きっと今存在している言葉だけでは表現できないような素晴らしい景色だろう。


 ぴょんぴょんと木から木へ飛び移り地面に降りて今日の寝床を探す。

 雨風を凌げる場所ならどこでもいい。

 贅沢を言えば毛布や布団などあれば文句はない……けど、そうそうそんな場所はあるはずないしあったとしてもすでに占領されているだろう。

 探しながら歩いていると二階建ての家が並んでいる住宅街を見つけた。

 不法侵入とかになるんじゃないかと、最初こそビクビクしていたが人間が存在しないということをすっかり忘れてしまっていた。

 人間の時の3歩歩いたら忘れてしまう“鳥頭”は健在のようだ。

 住居に侵入し探索をしているとベッドがあるのを見つけることが出来た。

 ジャンプして飛び乗りリラックスするように丸くなる。

 ちょっとだけ仮眠を取ろうとおもい目を閉じるとそのまま深い眠りに落ちてしまった。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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