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ฅ13ฅ

 問に対し狐から質問が投げかけらけられる。

「お前は俺のことが苦手か?」

「に、苦手……です」

 敵という認識をしていたためつい丁寧な言葉で相手に返答してしまう。

「なぜ苦手なんだ?」

「狐は敵……と昔に知識を得ているからです」

「ほぉ……なら俺は敵か」

「そう、なってしまいますね……」

「本当に敵なら今お前は死んでるはずだ」

「た、確かに……そうですね」

「なぜ俺はお前を襲わないと思う?」

 また難しい質問が狐から投げかけられる。

 しっかり考えても異種族の事など分かるはずもない。

 ましてや最初から猫ではなく途中から猫になっている身なので余計に分からない。

 ただ1つ。

 襲わない理由としたら……敵ではないということになる。

 希望の一筋として殺されないという選択肢を選べたのか……?

 もしそうなら早く安心させて欲しい。

「あなたは敵じゃないんですか?」

「そう思うか?」

 違うのかよ! と思わず心の中でツッコミを入れる。

 だが、そのツッコミを表には決して出さず冷静に返答する。

「そう思います。私はあなたは敵では無いと思います!」

「ほお……」

 どうだ? 生還ルートを選択出来たか?

 狐の目を見つめると狐はまた口を開いた。

「ところで……お前本当に猫か?」

「えっと……どういうことですか?」

「信じられないかもしれないが俺は元々人間だ。ある日いきなり狐になってた」

「え……?」

 狐の話が嘘だとは思えない。

 猫になった人間は私を含め知っているがまさか狐になった人間もいる……ということか?

最後まで読んでいただきありがとうございます。

今話で1章完結です。続きはまたTwitter等で告知させいただきます。

誤字脱字、変な表現などありましたらご指摘お願いいたします。

意見や感想などいただくと励みになります。

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