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プロローグ 02

屋台は賑わい、街も活気に満ちている。ここは、ヴァルハラの城下町。

多種多様な魔人が大通りを行き交う。大通りには、屋台が軒を連ね、ガヤガヤとした雰囲気。

ぶつ切りにした肉を串に刺し、タレを付けている獣人のおっちゃん、それをよだれを垂らしながら待っているゴブリン、雑貨屋で小物を買おうか迷っている耳長族、歩きながら飲み食いしている魔物の集団。

皆が皆、笑顔を浮かべ祭りを楽しんでいる。


「「ヴァルハラに栄光あれ!!」」


そんな声が聞こえてきた。男達は、ジョッキを天に掲げ楽しそうに笑い合う。

そう、今日はヴァルハラ建国十周年記念の日である。あの誓いの日から十年が過ぎようとしていた。


祭りは、この日の数日前から続いてきているが、魔人の波は途切れることは無く賑わいが日に日に増しつつある。

ここ首都ヴァホールから遠方にある自治区からも続々と集まってきている為、それは当然と言える。

また、屋台の方も今回は無礼講ということもあり、国への税金が免除される。つまり、売上分そのまま懐に入ってくるので、店主の顔もホクホク顔になっている。



「正午にリュカ陛下の開式宣言があるぜ」


「おうよ、今日は夜宴があるって話だ、なんでも陛下直々に参加されるらしい」


「「「!?!?」」」


「まじ?あー酒飲むんじゃなっかたわ!それにしてもよ、色んな俺たちのための政策といい寛大なお方だよな〜」


「うむ、こうしてワシら異種族がいがみ合いうこと無く、笑って語り合えるのもあの御方のお陰じゃろうて」


「おい!野郎ども!もっかい乾杯だーー!!我が国ヴァルハラに幸あらん事を! 乾杯!!」


「「「乾杯!!!」」」


場は盛大に賑わっている。



これから悲劇が起こるとも知らずに、、、

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