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プロローグ 01

 この世界は、謎と運命に満ちている。

時に、それは美しく、儚く、残酷だ。しかしー


途切れた糸は、そこでは終わらない。運命が導くその先に続いて行く、、



 眼下には、見渡す限り人あらざる魔物、魔物、魔物。

その数、優に数万を超えているのだろうか。しかし、何故だろうか統一感がまるで無い。

仮に、ここを通りかかった人間がこれを見ると、疑問を覚えることなく脱兎の如く逃げるに違い無いが死線をいくつも乗り越えた海千山千の猛者は疑問に思うだろう。

種族がバラバラであると。

普通の魔物は人に比べ強い傾向にある。その為、圧倒的に強い者がいない限り群を従える事が出来ない。

ただ、それが起きるとしても一つの種族の内である。他種族にもわたって群を形成し、

それをまとめているとなるとどれほどのものなのか。まさに異様な光景である。


すると、変化があった。魔物たちがざわつき始めたのだ。

塔の最上部から一人の少女が姿を現す。

そして、少女は声高らかに宣言する。


「やっとここまで来た、長かった。

しかし、これからが新時代の始まりであり、我らの始まりだ。

荒らすぞ、この世界!

これより、この組織、いやこの国の名を ”ヴァルハラ” とする!」

 

魔物たちの歓声や雄叫びが飛び交い、その場は熱気に包まれた。

多種多様な魔物の想いが一つになった瞬間であった。

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