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メタルスワット  作者: 麻生弘樹
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メタルスワット 第一章

はるか未来の世界、突如奴らは現れた。

突如襲来したエイリアンによって世界は混乱に陥った。

政府はエイリアン対抗組織、「メタルスワット」を設立した。

このメタルスワットのメンバーに選ばれたシグとアリサの二人はエイリアンに立ち向かい、日々戦っていた。

この日も出現したエイリアンを相手に戦闘を繰り広げていた。

エイリアンの数は五人。

シグとアリサは物陰に隠れ、攻撃のチャンスを狙っていた。

「アリサ!このままでは攻撃できません。

二手に分かれて敵を拡散しましょう。」

「オッケー!」

次の瞬間、二人は物陰から飛び出しエイリアンを拡散させる。

敵は混乱したのか、狙いが定まらない。

その隙を狙い、専用武器ガーディアンでエイリアンを狙い撃つ。

次々と倒れていくエイリアン。

残るは二体。

「よし!これならいける!」

すると片方のエイリアンがもう一体のエイリアンを自分の身体に吸収した。

パワーアップするエイリアン。

ガーディアンで撃つものの、バリアで防がれてしまう。

「これは手強いですね。

アリサ、行きますよ?」

「分かってる!」

二人は四角い小型端末スワットコマンダーを手にし、チェンジカードを下から端末に差し込む。

「スワットオン!!」

と叫ぶ。

次の瞬間、強化スーツ(スワットギア)が瞬時に二人の身体に装着された。

スーツの色はシグが青。

アリサは黄色である。

「行くわよ!」

エイリアンの攻撃を素早いスピードで回避し、専用武器パワードブラスターで攻撃する。

攻撃が効いているのかエイリアンは苦しんでいる。

「一気に決めましょう。」

「了解!」

二人はパワードブラスターにエネルギーをチャージする。

「シュート!!」

強力なエネルギー弾を二人同時に放つ。

エネルギー弾はエイリアンに直撃し、爆発した。

「任務完了!」


その後任務を終えた二人は本部へと帰還した。

「シグ、アリサ、ご苦労だった。」

司令官が言った。

「所で司令官。

前に聞いた新しいメンバーについてなんですが。」

シグが尋ねる。

「ああ。

間も無く本部に来る予定だ。

これで君達の戦力も上がるだろう。

くれぐれもチームワークを欠かさないでくれ。」


「新しいメンバーですか......、頼りになるといいですね。」

「でもこの調子なら新しいメンバー君はいらないかもね。」

「そう言わずに、せっかく配属になったんですから.......。」

そこまで言った時、アリサの目の前に恐るべき物が目に入った。

「あれは......!!」

つられてシグも視線を向けた。

「やれやれ、本当にお好きなんですね。」

二人が目にしたのは、本部内の食堂にあるスイーツコーナーだった。

大のスイーツ好きであるアリサは目を輝かせた。

「まあ、太りすぎない程度にしてくださいね?」

「スイーツ〜!!」

シグの言葉も聞かずにアリサはスイーツコーナーへ向かっていった。

ふうと溜息をつき自分の部屋にシグは向かった。


空を一機のヘリが飛んでいた。

「こちらタツミ。

予定通り、本部へ向かっています。」

「了解。

到着を待つ。」


「ん〜!!

幸せえ〜!!」

大好物のスイーツをアリサは堪能していた。

過酷な任務もスイーツのためならこなせる。

それぐらいアリサはスイーツを愛していた。


一方でシグは自室で装備のメンテナンスを行っていた。

これはシグの日課となっている。

その時、緊急事態を知らせる警報が鳴り響いた。

「緊急指令!

エリアCにてエイリアン出現!」

その指令を聞いたシグとアリサはすぐさま司令室へ向かった。

「シグ!アリサ!

またもやエイリアンが現れた。

すぐに向かってくれ!」

「了解!」

二人はすぐさま、専用車両に乗り込んだ。


エリアCに到着した二人はすぐさま戦闘態勢に入った。


その頃、本部では新たなメンバー、タツミが司令室に到着していた。

「タツミ、ただいま到着しました!」

「うむ。

早速だがエリアCにてエイリアンが現れた。

他の隊員であるシグとアリサが向かっている。

君も彼らと合流してくれ!」

「了解!

初任務、頑張ります!」


エリアCではスワットギアを装着したシグとアリサがエイリアンと戦っていた。

パワードブラスターで撃ち倒していく。

激戦の末、エイリアンを全滅させた二人は安堵の息をつく。

「どうやら全員倒したみたいですね。」

「ほーら、やっぱり新メンバーはいらないみたいね!」

その時、凄まじい衝撃が二人を襲った。

吹き飛ばされる二人。

「これは一体!?」

「なんなの...!!」

見ると二人の前には一体のエイリアンが立っていた。

次の瞬間、エイリアンが二人に襲いかかった。

強力なパワーに圧倒される二人。

倒れこむ二人。

するとエイリアンが手を大きな剣に変形させた。

そのまま剣を振り上げ、振り下ろそうとした瞬間、

放たれたレーザーがエイリアンの身体を直撃した。

倒れるエイリアン。

「え......?」

振り返るとそこにはタツミが立っていた。

「待たせたな!!」

タツミは言った。

「誰......?」

「まさか、あなたが......?」

するとタツミはシグとアリサに手を差し伸べて立ち上がらせた。

「今日からここのチームに配属になったタツミだ!

よろしくな!」

「なるほどね、あんたが例の新人君......。」

「新人君て何だよ?」

「まあいいけど、足手まといにはならないでよね!」

「誰がなるかよ!」

睨み合うタツミとアリサ。

「まあまあ、とにかくよろしくお願い致します。」

するとシグは手を差し出した。

「ああ!よろしくな!」

その時、再びエイリアンが立ち上がった。

「しつこい奴ね!」

するとタツミが

「よし!

早速俺の出番だな!」

そう言うとタツミはスワットコマンダーを取り出した。

チェンジカードを差し込む。

「スワットオン!」

そしてタツミの身体にスワットギアが装着された。

「よっしゃあ!」

パワードブラスターを構え、エイリアンに立ち向かう。

「おらおらおらぁ!!」

パワードブラスターを連射し、ダメージを当てていく。

続いてパンチやキックを華麗に繰り出す。

エイリアンは次々と押されていった。

「これで決める!!」

パワードブラスターにエネルギーをチャージし、エイリアン目掛けて放つ。

強力なエネルギー弾を喰らったエイリアンは大きな爆発音とともに爆発した。

「へへ!

こんなもんよ!」

「凄い.....!

あっという間に倒すなんて......!」

「見事な腕前ですね。

これは頼り甲斐がありそうです。」

「ほーら、これで新人君なんて言わせないぜ?」

「わ、悪かったわよ!」

顔を真っ赤にし、さっきの言葉を謝罪するアリサ。

「とにかく、これなら私達三人の力を合わせれば敵なしですね。

頼りにしてますよ?

タツミ。」

「ま、まあこれなら少しは頼りになりそうね。」

「少しじゃなくて、かなりだろ?」

「調子に乗らない!」

するとスワットコマンダーから本部より通信が入る。

「三人ともミッションご苦労だった。

一先ず本部に帰還してくれ。」

「了解。」

「さーてと、帰ったらスイーツが私を待ってるわぁ〜!」

キラキラと目を輝かせるアリサ。

「やれやれ、またですか.....。」

「そんなにスイーツばかり食べてると太るぞ?」

「あんたには関係ない!」

などと楽しそうに話しながら三人は帰還した。


しかし、エイリアンの本当の侵略はここからが本番だった。

メタルスワット対エイリアンの戦いは始まったばかりである......。






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