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ゲッカビジン  作者: 織坂一
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4.蠢くざわめき 前編1

うげ、と顔を顰める。

時間は午後2時。携帯が鳴り響くものだから何かと思えば無料通話アプリに1軒程通知が来ていた。誰からと言えばとある男からであった。

出会いはこれもSNS上で、向こうから声を掛けてきて、何かと趣味が合いそうだからこうしてIDを交換すれば全ての期待が奈落の底に叩きつけられた。

「一緒に出かけよう」と言うのが「一緒にデートしようね」どころではなく、通話してみれば自身の本名の下の名前で呼ばせようともした何とも世間で言えばイタイ奴に付き纏わわれ、いい迷惑をしている訳だが内容はここまで言えば判るだろう。

『今度またデートしない?』

「……面倒臭い」

ピッ、ピッと打ち込むと雑に携帯を投げた。返事はこうだ。

『月末に給料が入ったらね』

これが何時もの杏癒なりの躱し方である。

これで月末になって連絡が来たとしても、相手は杏癒の職業を知っている為、「お金が無いの」と言い訳も聞くし、相手もいい大人故にそれなりの好意で幾らか交通費などを工面してくれる。

それに友人で触れないという線を超えなければ杏癒としては構わないのだ。

ただ彼女にとって大事な友人というカテゴリから外れているだけであって、気に食わないのはその買い物をデートと変換する実に素晴らしい妄想をする脳味噌だけだ。


返事を返し終わり、メールボックスを見るも通知は無し。

当然だろう、杏癒の見立てだが婚約者はまだ学生だ。

今時の学生は時風によって変わるものだから、今では高校生でも声楽を専攻とした学校やそれこそ通信だけで無く、大学付属と色々種類がある為、最初は迷うに迷ったが、僅かな手懸りを集めに集め立てた結果がこれなのだが確定とはいかない。


ただ確かなのは、金曜日の夕方は確実に空いているという事だけ。

今日は水曜日、考え様の余地もない。


仕方なく机に向かい、音楽をかけてはペンを走らせる。

これは彼女なりの流儀らしく、何か原稿を書く時はそのシーンに合った曲をかけると筆の進みは違うと言う。

取り敢えずなんにせよ原稿へと集中するが、どうやら今日は不調らしく、すぐに頭を机に伏せた。

そして思い浮かぶのはこの事。

「またあの店行こうかな……」


どうも、織坂一です。


今回は特にこれといった動きはありませんね。

「オイ、コラ次から動きがあるつったろ」というツッコミは確かですが、一話1000文字ペースでいくと中々難しいんです(そこが私の力量不足なのですが)


ただ始まりというだけあって、ここから事態は急変します。

なので「前編」とあるだけであって、次から徐々に動き出します。


イライラするでしょうが、この先もゆっくり読み進めて言ってくださると幸いです。

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