〜イサム食パン少女編〜
街角
イサムは両親が海外出張でいないマンションから出て、学校へ向かった。今日から学ランを着て通学だ。
今や地震で倒壊する危険があるので、あまり見なくなったブロック塀がある。
イサムはブロック塀の角を曲がろうとした。
その時。
「ちこく ちこく〜 はわわわわ〜」
ブスが走ってきた。ツインテールで眉は極太である。なによりブスだ。
イサムはブスがはわわわ〜と喋ることに苛立ちを感じていた。ブスはさらに、先ほどのセリフを喋った後に改めて食パンを口にして走り出した。
「ひほふ ひほふ〜 ははははは〜」
ブスはイサムに向かって走ってくる。結構なスピードだ。余りにも激しく走るので、ブスの加えた食パンは折れて地面に落ちた。
落ちた食パンはカラスとネコが取り合っている。
一瞬、画面が暗転する。イサムはブスとぶつかった。イサムは目を開くと、ブスはちょっといやらしいポーズでコケている。さらに、スカートがめくれているではないか!
「スパッツ穿いてるんかい」イサムは突っ込まざるをえない。そこはパンツを見せてくれ。ブスに欲情している自分がいた。
「はわわわわ〜 エッチ〜っ!」ブスは目をくの字と逆くのじ、つまり><な表情にし、イサムをビンタした。
そのままブスは走り去る。
なんなんだ、今の瞬間。イサムはブスに欲情している自分にモヤモヤを感じてた。
この感情は。いや、無い無い。
ちなみに、食パンはカラスが持って行った。