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異世界転生が多すぎる  作者: 地理毛羽甘
(春)メインキャラ登場篇
18/141

〜イサム腫物扱い編〜

2年B組


あまりにもぶっ飛んだ事を言うので、イサムは腫物扱いされていた。ションベン臭そうな女子達はイサムの悪口をツイートしまくっているそうだが、イサムにはそれは分からない。


「おい、イサムぅ」育ちの悪そうなクラスメートが話しかけてくる。名前はシャニカマというあだ名だったな。

「なんだ?」

「ハナターレ王国から、来たんだろ?」ニヤニヤしながら言う奴だ。嫌な奴である。

「そうだと言っているが?」

「だったら連れてけよな、あるんだろぉ?」

ムカつく言い方だ。

「連れて行くことは出来ない」

そう、理由はどうであれ、この世界の人間を連れて行きたくはない。転生を阻止すべく、この世界に来たのだ。

「あーっ! あっー! やっぱり、ないんだーっ!」

鬼の首、とったりー!という感じの顔をかましてくるシャニカマにイサムはついに怒る。


「わかった。なら、今からハナターレ王国に戻り、私が勇者だった頃の格好でくればいいのだなッ!?」

魔法陣が現れ、その場でイサムは消えた。周りのクラスの誰もがその瞬間を見ていた。

ほ、本物だーっ!クラスメート達は騒ぐ。


〜約6分後〜


勇者の出で立ちをしたイサムが現れると、クラスメートたちはさらに、イサムが本当の事を言ってるのだと悟った。

コスプレというレベルではない。全てが勇者であり、本物の剣と本物の鎧だった。

「ごめんなイサムくん、疑ってたよ」シャニカマが言う。


この日以降、イサムはクラスの人気者になるのだが


銃刀法違反で補導された。

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