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異世界転生が多すぎる  作者: 地理毛羽甘
(秋)フォール・イン・ラヴ篇
139/141

〜イサムうっせえわ編〜

教室


 イサムたちの年代の流行り廃りは激しい。夜に駆けていたと思いきや、今は皆が口を揃えてうっせえ!と叫んでいた。


「おーい、次の問題を、シャニカマ!答えろ!」


「うっせいわ!」


 シャニカマは流行りの曲を聴きすぎて、先生に怒られてしまった。



「ねぇねぇ!デュラ田くん!これ、落とし物!拾ったよ!」


「アーッ!うっせえ!!!」


 デュラ田は流行りの曲を聴きすぎて、クラスメートのご好意をむげにあつかってしまった。



 この曲の歌詞がそのような影響を与える事になり、ついにはお昼の放送で流す事が禁止され、イサムたちは大人への不信感を持ち始めた。



キノコがイサムに熱弁する。


「イサムくん!今こそ大人たちへ歯向かうべきだよ!だって音楽は自由じゃないか!歌詞が過激?子どもが真似する???そんなのこの曲に限ったことじゃないよ!それならお笑い芸人さんだって平気で傷を付けるじゃないか!よくないよ!なんで流行ったからって大人たちは禁止するんだ!おかしい!おかしいよ!ねぇ!みんなで教師に立ち向かおうよ!お昼の放送が禁止されるなんておかしい!大人はいつだって不都合を隠すんだ!僕たちで戦おう!きっとみんな仲間になってくれるはずだ!みんなで歌おうよ!職員室でデモ活動しようよ!!!」



「くせぇ口塞げ・・・」



キノコの口臭にイサムの鼻は限界だった。

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