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異世界転生が多すぎる  作者: 地理毛羽甘
(秋)フォール・イン・ラヴ篇
138/141

〜イサムメンデルスゾーン編〜


音楽室


音楽の授業でビートルズを歌う事になったイサムたち。



「ところでさぁ、イサムくんの国は楽器とかあるの?」

隣にいたキノコが興味津々で聞いてきた。



「そうだな。城には音楽隊がいて、笛を吹いていた」

イサムは故郷・ハナターレ王国のパレードを思い出す。


考えてみれば自分の世界で使用している楽器の殆どが、この世界にあるものと一緒だ。


それをキノコに話すと、残念そうな顔をしていた。


「なーんだ、てっきり、凄い楽器があると思っていたけど、そんな事ないんだね」


「ギターが10年前に流行ったぐらいだな。俺の国の音楽事情は・・・」

「ギターが!?」


「そうだ。TOYOSAKIという偉大な主人公がハナターレ王国に転生した際に流行ったのだ」


「TOYOSAKI?一体どんな人なんだ・・・」


「考えてみれば、TOYOSAKIの登場前後で声優のルックスが重視されるようになった気がする。ある意味ターニングポイントだった」


「イサムくん?何を言ってるんだ?」


「また、我が国ではTOYOSAKIに憧れてギターを始めた者が多数いたが、現在まで継続している人間は少ない・・・」


「そ、そうなんだ・・・」


キノコは現実世界でも異世界でも、ブームというものはあるのだな、とそんな事を思いながら、皆に合わせて、歌を歌った。






「「「へいじゅ〜〜〜」」」






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