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〜イサムレイニーブルー編〜
コンビニ
イサムとデュラ田は、
仲良く2人でコンビニに行き、漫画を読み、
明日の授業で使うであろうノートを買って帰ろうとした。
「おい・・・」
「マジかよ・・・」
通り雨が降っている。
2人はもちろん、傘など持ってはいない。
「どうする?走るか?」
「いや、走っても同じだろう。結局濡れるぜ」
「いや、歩くほうが濡れないか?」
「いやいや、走るほうがいっぱいつくだろ」
「は?歩く方が長くいるだろうが」
「じゃあ、試してみるか?」
2人は購入したノートを破り、体につけた。
実験だ。
「俺が走るから、お前は歩けよ」
デュラ田が命令する。
「分かった。向かいのコンビニまでの間、より多く濡れてたほうが斬首刑な?」
「ふっ。それでは実験開始だ」
同じ位置から、スタートする2人。
イサムは歩き出し、走り出したデュラ田はそのまま車に轢かれた。