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異世界転生が多すぎる  作者: 地理毛羽甘
(秋)フォール・イン・ラヴ篇
128/141

〜イサムハイスコアボーイ編〜


ゲームセンター


放課後、イサムとキノコはゲームセンターを訪れた。


いつもの格闘ゲームをプレイしにきたのだ。

2人がゲームをプレイしていると、煙の匂いがする。


「タバコ臭いな・・・」


気がつくと、隣の台にヤンキーが2人おり、ゲームをプレイしながらタバコを吸っていた。キノコが立ち上がる。


「おい!君たち!2020年4月より!改正された健康増進法が施行されて、原則禁煙となったんだぞ!この店では所定の場所でタバコを吸え!神聖なる台の上でタバコを吸うな!!!!」

キノコは厚生労働省のありがたい受動喫煙対策に則り、ヤンキーを注意する。


「アァン!?舐めてんのか、キモヲタ中学生がよぉ?」


イサムが立ち上がる。


「キノコ。その勇気を褒め称えよう。後は俺の魔法でひとひねりだ」


「イサムくん、待って!暴力はよくない」


「アァン!?なら、ゲームで勝敗をつけようってのか?」


「言ってないけど!そういう事だ!」



こうして、ヤンキーvsキノコの壮絶な格ゲーバトルが始まった。


ゲームに自信のあるキノコであったが、見た目に反してヤンキーの腕前はそこそこのものであり、強さが拮抗していた。


白熱する戦い。


手に汗握る勝負。


もはや、タバコの匂いなど、どうでもよかった。





(・・・耐えられねぇ)




キノコのあまりの汗臭さに、全員が倒れた。





翌年、改正ワキガ禁止法が施行された。

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