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〜イサム不安よな編〜
平凡写真館
イサムとキノコは昔ながらの写真館にいた。
キノコが拾ったカメラのフィルムを現像してもらおう!そういった理由で来たのだ。
「おやおや、今時の若い者が珍しいね」
ハゲで白髭を生やした店主が現れる。
「これ!現像してください!」
キノコがハゲ白髭店主にお願いした。
「なぁ、現像ってなんだ?」
創作生まれファンタジー育ちのイサムには、カメラの仕組みや現像など、知らなかった。
「おやおや、知らんのかね。どうだ若者たちよ、暗室で現像の工程を見てみないかね?」
「ええーっ、いいんですか!?」
イサムとキノコとハゲ白髭店主は暗室に入る。
真っ暗な闇のような部屋だ。赤いセロハンに覆われた蛍光灯が点き、怪しい部屋の明かりが灯る。
イサムたちは現像の仕組みを理解した。
それにしても、なんだか眩しいな。。。
暗闇の暗室なのに。。。眩しい。。。
あっ、店主のハゲ頭が反射して、眩しいのか。
イサムは理解した。。。
闇でハンシャは良くない。。。
ちなみに現像されたのはフライデー並みのスクープ写真だった。