〜イサムクラブ活動編〜
休み時間
気がつけば異世界が気になるキノコとイサムは仲良くなっていた。休み時間にこんな事を聞かれる。
「クラブ活動は、どこに入るの?」
クラブ活動というのは、放課後に活動するアレらしい。
平凡中学には様々なクラブがあり、キノコは丁寧に紹介してくれた。
野球部・・・輩集団。
サッカー部・・・実は頭いいから逆らえない。
バスケ部・・・性格厳しい。
バレー部・・・高身長。
バドミントン部・・・女子人気も高い。
卓球部・・・日陰。
なるほど。イサムは今のところバドミントン部に入ろうかと思った。
吹奏楽部・・・女の子が細長いくて硬い棒を口に咥えていやらしく音を鳴らす部活。
P研・・・自分の黒歴史を開設したり、ゲーム作成などを通じてプログラミングを覚える。
美術部・・・だいたい、モネやマネには興味はなく、BL漫画を描く腐女子しかいない部活。
なるほど、吹奏楽意外に理由が見当たらない。
軽音楽部・・・唯と梓と律と紬のいる部活。なぜか男子は介在出来ない。
ジャージ部・・・あんまり覚えてない部活。なぜか男子は介在出来ない。
ごらく部・・・なもり先生が描く百合の境地。なぜか男子は介在出来ない。
なるほど。イサムは女性に産まれたかったと思った。
「キノコ、君は何のクラブに入っているんだ?」イサムが聞く。
「ファ研さ。ファンタジー研究部。イサムくんにピッタリだろう?」
まぁ、確かに、ファンタジー研究部は良いかもしれない。
イサムの知識でキノコたちが喜ぶかもしれない。せっかく仲良くなった仲間だ。私のドラゴン討伐あるあるは大ウケだろう。
結局、下心が勝ち、吹奏楽部に入った。