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異世界転生が多すぎる  作者: 地理毛羽甘
(秋)フォール・イン・ラヴ篇
112/141

〜イサムドキュメンタリー編〜

放送室


イサムの通う平凡中学の放送部では、昼休みの給食時間に放送部によるラジオ番組が流れる。


今日は、平凡大陸という、生徒にスポットを当てたインタビュー番組が流れる日だ。


なんと、今日の特集はイサムなのだ。


放送室に、放送部員の軽部慎二くんとイサムがマイクを挟んで向き合い、対談がスタートする。

とはいえ、ほとんどは台本が書かれており、イサムはそれを読むだけである。


「えー、本日のゲストは、独特なキャラクターでクラスを沸かせている、イサムさんです!」

「あっ、はい、どうもー、イサムです」


ちなみに、あっ、はい、どうもー、も台本である。



「ここで簡単にイサムさんの経歴を紹介しましょう。7歳で勇者業を始め、11歳ではなんと、ドラゴン討伐を果たしました。今春、勇者業を退職なさり、平凡中学に転校。なかなか異色の経歴ですね?」

「ハナターレ王国ではよくあることですよ。でも、ドラゴン討伐が11歳というのは、私的には自慢ですね」

「では、イサムさんにご質問のコーナーに参りましょう!」

(SE)

「では、はじめにイサムさん、貴方の好きな食べ物は?」

「そうですねぇ。この世界に来てからはカレーですかね」

「続いて、休日の過ごし方は?」

「休日は武器や防具の手入れをしていますよ。元勇者とは言え、いつ何があるか分かりませんから。土日はもっぱら勇者業。平日は学業ですね。オンオフの切り替え、これが大切なんですよ」

「そうですかぁー。」



マイクはオフになっていた。



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