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異世界転生が多すぎる  作者: 地理毛羽甘
(秋)フォール・イン・ラヴ篇
106/141

〜イサム恋バナ編〜

放課後


「ところでよ、お前、好きな奴とかいんのかよ?」

夕暮れの校庭を見ながら、教室の窓を開け、イサムとデュラ田が会話をしていた。

この世界に来て半年以上が経つ。中学生は恋盛りなのだ。好きな人がいてもおかしく無い。


「デュラ田がそんな話をするなんてな」

「たまにはいいだろ“恋バナ”ってやつもさぁ」

「まあな」


夕暮れの校庭は寂しい。校庭に心があるなら、今日1日遊んでくれた生徒が帰って行く、この下校時刻が辛いのだろう。誰も校庭にさよなら、また明日などとは言わない。

そんな哀愁を感じていると、好きな人の名前など簡単に言えそうな気がした。


「言えよな」

「お前から言えよ」

「じゃあ、せーの、で言うか?」


『せーのっ!エミちゃん!』


ふたりはエミちゃんが好きだった。

エミちゃんはクラス一の美人である。


「おいおい、これって」

「恋敵ってやつか?」


ははは、と笑いながら校庭を見る2人。




こそこそと彼氏と帰るエミちゃんが見えた。

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