〜イサムドローン編〜
平凡中学
放課後、イサム、シャニカマ、デュラ田の3人は屋上に呼び出された。キノコが呼び出したのだ。
「お待たせっ!」
キノコは右手にメカを抱えながら近づいて来た。
「お前!それって」シャニカマが驚いた顔を見せた。
キノコがじゃ〜ん、と言いながら3人に見せて来たそのメカは、4つのプロペラがついたドローンである。プログラミングや位置情報を利用し、自動で空を飛ぶマシーンだ。
「お金を貯めて、ついに買ったんだ!まずは君たちにお披露目したくてね」
「持つべきものは友だな!」シャニカマが興奮している。
早速、キノコはスマートフォンを操作し、ドローンに指令を与えた。ドローンはウィーンと大きな音を立て、屋上から飛び立つ。飛び立ち、近くの森へ消えた。
つまりは、失敗である。
「ぼ、僕のドローンが!」
呆然とするキノコ。
「しゃあねえなぁ。みんなであの森まで探しに行こうぜ?」シャニカマが提案する。
正直面倒だな、と思うイサムとデュラ田。
「ありがとう!みんな!持つべきものは友だね!」キノコは嬉しそうだ。
「って、あれ?ふたりは?」
探すのが面倒なイサムとデュラ田。
お先にドローンしていた。