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異世界転生が多すぎる  作者: 地理毛羽甘
(秋)フォール・イン・ラヴ篇
100/141

〜イサムサーフェイス編〜

ハンバーガーショップ


イサムはハンバーガーショップに来ていた。

アイスコーヒーを片手に、彼はある作業をしている。


カタカタカタ・・・


彼は商店街の福引で手に入れたノートパソコンを操作している。

洗練されたデザインのノートパソコンである。なんとこれ、ノートパソコンであり、タブレットでもあるのだ。

キーボード部分と画面が外れ、画面はタブレットとしても使える優れものである。


カタカタカタ・・・ッターン!


イサムは意味もなくレポートを書いていた。無論、レポートなどと言うものは彼の通う中学校の学習指導要領においては不要であり、作成する理由もない。


コーヒー片手に、レポートの文章を打ち込む。


彼が何のレポートを書いているのかは、想像にお任せしよう。だいたい、大衆が集まる場で格好をつけて書くレポートの中身など、誰かに見られても構わないレベルの文章なのである。


カタカタカタ・・・


イサムを見つけたキノコがハンバーガーショップに入店した。


「やぁイサムくん、何してるの?」

「ちょっと、ね。〝レポート〟を仕上げないといけなくてさ」

そう喋りながらも、イサムは文字を打ち込んでいる。


「へぇ。凄いなぁ」

「これぐらいの〝レポート〟は日常茶飯事だよ」

「ところでイサムくん・・・」

「なんだ?」

「全部ローマ字だね・・・」



イサムは日本語入力のやり方を知らなかった。

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