双子の兄妹
作者独自な書き方ですので、悪しからず…。
第零話「双子の兄妹」
作者独自の書き方ですので悪しからず…。
このお話はあくまで物語の中でのお話でフィクションです。
近親相姦を教唆、擁護するものではありません。
『天にまします我らの父よ。願わくは御名をあがめさせたまえ。御国を来たらせたまえ。みこころの天になるごとく、地にもなさせたまえ……』
僕は、神様が嫌いだ。
神様は乗り越えられる試練しか与えないという。
…そんなの嘘だ。
理由はここにある…。
「終わったねー…疲れたぁ…」
教会での主の祈りが終わり、溜息を付き肩を落とす女の子。
この子は神咲茉里
「そうだね、お疲れ様」
そう言い僕は笑みながら茉里の頭を優しく撫でる。
「ん…友樹ありがとうっ」
すると僕を見上げにへ、と笑み返す茉里。
「茉里は…神様が好き?」
「うんっ!神様はね、どんな時でも見守ってくれてるの!」
「…そうだね」
嬉しそうに話す茉里を見て、僕は顔で笑い心で蔑んだ。
神様は残酷だ。
単純な理由なんかじゃない。
茉里…神咲茉里は僕の好きな人だ。
僕の名前は…友樹、神咲友樹。
僕が好きなのは…双子の妹、神咲茉里。
そう、神様は、僕と茉里と双子にしたから。
だから僕は…神様が嫌いだ。
お読みいただきありがとうございます。
よかったら次作や他作も読んでみてください!!
このお話では双子という関係の複雑な関係を書いていこうと思います。
苦手な方は読むのをおやめください。