好きなことと出来ること
お初です。試し書きのような駄文です。
本が好きだった。
いろんな世界に連れていってくれる本が大好きだった。
だから書きたくなった。
自分の理想の世界を創ってみたくて。
書いて、書いて、書いて。
初めは楽しかった。楽しいだけで良かった。
なのにいつしか、
違う、こんなのが書きたいんじゃない。
こんなの面白くない。言い回しが気に入らない。
なんであの人の本みたいに心踊るような世界が創れないんだろう。
不満ばっかりたまって、
書いて、消して。その繰り返し。
気付けば求めていたのは心踊る世界じゃなくなっていた。
他人からの評価、自分の価値。
純粋に世界を創ることを楽しんでたあの頃の自分は、もう完全にいなくなっていた。
それに気付いた時、静かにペンを置いて、そっと本を閉じた。




