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TIME2
ガラッ
「おっ!恭哉おはよう」
「今日もいつも通りの時間に登校だな」
教室に入ると名前の知らないクラスメートに挨拶をされた。ちなみに恭哉とは俺の名前だ。
「……おはよう」
一応無視すると後がヤバいから挨拶を返し、ベランダ側の一番後ろの自分の席に座った。
俺はあまり人との関わりがない。と言うか、わざと関わらないようにしている。だから学校での朝は大抵読書か勉強か...寝る。
ガラッ
「おはよ!」
――この声の主が教室に来るまでは。
「あーいおはよう!」
「おはよー」
長い黒髪で、目が大きくクリクリしている。性格は……明るくて、誰とでも仲良くなれる(俺が見ている範囲内では)。そんな彼女は次々と挨拶を交わす。流石はクラスの人気者だ。
名前は藍。
俺の左斜め前の席の人。
俺が興味を持った人。
俺が……気になっている人。
彼女は一通り挨拶を済ませると自分の席に来た。歩く姿も素敵だなぁ、と見つめていたらバチっと目があった。
「あ、恭哉君おはよ!」
飛びっきりの笑顔をぶちかまされた。
「お、おはよ」
彼女の輝く笑顔が眩しくて、つい顔を背けながら言ってしまった。
彼女を気になり始めたのはいつ頃だっただろう。俺の記憶が正しければ恐らく…高校2年になった時、席が彼女の隣になった時からだ。




