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個人的な詩集

あの日あのときの思い出と微かな成長

作者: るい


点滅シグナル 割れた画面 不意に思い出す過去(青春)の記憶


あの頃は皆で遊んだ 何をするにも皆で集まり


怒られたし 叱られもした それでもいつも一緒だった


思いが思い出に変わったのはいつの頃だったか


気が付けば皆 別々の道を歩み始めていた


五人が四人 四人が三人 だんだん減っていく砂時計のようで


それでも気が付かない振りをした 現実を見るのが嫌だったから


気が付けば過去に縛られ 中年になっていた


過去(青春)を思い返せば 身勝手な怒りが沸いてきて


それは晴らす事の出来ない霧のようで いつか晴れる そう信じていた


そんな自分に転機が訪れたんだと思う


久し振りの再会 様々な感情入り乱れ 年甲斐もなくはしゃぐ心


そんな心が未だあった自分への驚き




集まる当日 参加の連絡はした 久し振りの連絡に心が弾んだ


割れた画面を見つめる そこにはひび割れている自分が見えるだけ


久し振りの私服 普段と違う出で立ち 変わった自分


冷静になれと言う天使とはっちゃけろと言う悪魔


今日は柵を忘れて過ごしたい そう決意して家を出た


皆が集まり思い出話しに花が咲く そして好きでもなかったビールの苦味がいつの間にか美味しく感じられるようになっていた


皆は変わっていて自分は変わらずに過去にしがみついているだけだと思っていた


だけど違ったみたいだ 自分も変わっていた それも自覚しない内に


話せばあの頃が甦る そして今の自分を振り返れば微かな成長はあった


あぁ、俺は一人取り残されたわけではなかったのだ


今日の思いは新しい青春になる そんな予感がした






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