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アンロック・ゲフュール  作者: RynG
Chapter3 羨望の海王
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羨望の海王(5)

 小細工を交えた連携。

 力任せな重い一撃。

 それぞれがメンリルホールから入手した拘束器具がメランアヴニールに通用する状態になるまで弱体化させる作戦を成功させる為に色んな方向から多彩な攻撃を仕掛けるがコンクリートの壁にでもぶつかったかのように硬い極太の触手にある程度、先読みしていたような動きで簡単に無力化され、戦況は果敢に攻めた代償として体力を減らす私達がちょっと不利って状況だ。

 

『包め。安息の闇よ』

 

 メランアヴニールの呼び掛けに応じて深淵の一部から練り上げたような濃い闇が殺意となって降り注ぐ。

 事前に人魚達から聞いた通り、生物の絶望を糧とするメランアヴニールは如何なる物質も簡単に捻じ切る破壊力だけでなく闇を素として粘土細工みたいに攻撃性の高い物質を創ったり、幻覚を見せたりする策略も持っていた。

 食事を待ち望むオオグチボヤの姿を象った闇は私達を呑み込もうと大蛇のように体を揺らして水中を掻き分ける。

 

「仲間に手出しはさせん!!

 勇猛果敢に貫く噴流(リンピダ・ルッジート)

 

 力強い喝と共に槍の一振だけで闇の奔流に合わせて出てきたクラジさんの水流が蠢く闇を殲滅する。

 言葉を操らなくなった龍の姿でクラジさんの命令を遂行する水流は今までとは桁違いの威力を持ちながら状況を把握して行動を取れるだけの意思を持つ。

 相打ちとなり、両者が飛沫となって散るとメランアヴニールに初めて動揺した感情が少しだけ見えた。

 

『その力、我が同朋、豪丸を吸収したか。

 彼の弔いの意味も込めて貴様は想像を絶する絶望に陥らせてから念入りに息の根を止めねばな』

 

「やってみろ。

 お前が恩寵を込め、仕えさせていた友も今は命懸けで物にした俺の大事な力だ。

 皆、後方支援は俺が引き受ける。思う存分、前線で暴れろ」

 

 防御と追撃、どちらもこなせる安全な後ろ盾を得られた状態で攻撃を継続してもメランアヴニールは全然疲弊してない。

 寧ろ時間が経つほど触手で行う拘束と打撃の精度と威力は更に鋭くなっていき、闇から創造出来る物の規模も数もスケールアップしていく。

 さっき、剣でガードした私の眼前に飛んで来た槍だって本物と見紛うくらいの見た目も質量も完璧に再現されていた。

 一体、無尽蔵の活力がどこから湧くのか、火を見るよりも明らかな原因をウィンドノートが指摘する。

 

『やはり贄となって捕らわれているあの人間を解放せねば、奴を弱体化させるのは難しいな』

 

 無数のタコ足の上から生えているように繋がれている人間の男。

 彼は今、死にかけた状態でメランアヴニールに取り込まれ奴の能力を増強させている。

 最初は人魚族の証言に登場する程度だったからまだ生きてる人間を取り込んでいるなど作り話かと疑っていたが実際に目の当たりにし剣を交えてようやく本当なんだと分かり、事の深刻さも理解した。

 死者じゃない人がなんでエクソスバレーに迷い込んでいるのか要因は定かではないけれど、世界の掌握を目指す奴の手助けをしているなら厄介な事に変わりは無い。

 地上の学会が立てた不確定の説の中には完全に死んでいない生物を取り込んだエッセンゼーレは強力になるとあったけど、まさか休暇中に海中で証明されるとは思いもしなかった。

 とにかく彼の息の根を止めてでも引きはがし、活力の供給源を断たないと私達に勝ち目は無い。

 

「けど、この猛攻を凌ぎながらどうやって人質を助ける?」

 

 リズムゲーム感覚でタイミングよく迫り来る触手を叩き潰しながら聞くタクトさんにウィンドノートが提案する。

 

『俺の観察を信じるならばあの人間は自らの意思でメランアヴニールと一体化している。

 霊獣の俺なら微かな思念を通じて贄となっている彼と対話する事が出来るだろう。

 俺を通して皆が自主的にメランアヴニールからの束縛を解いてくれるよう説得してくれれば、穏便な解放に繋がる僅かな可能性はある』

 

 メランアヴニールの攻撃を捌きながら自分から捕まってる人間を説得か。

 強大な敵を相手に中々、難しいミッションを出されたところでウィンドノートが思念波を飛ばしてこの場にいる全員と通話出来るよう手配してくれた。

 

『ふん、無駄な事を。

 貴様らの安っぽい言葉でこの男の決意を揺るがすなど出来るはずが無い』

 

 メランアヴニールがなんか言ってた気がするけどこっちは戦いの流れを変える為の大事な局面の最中だ。集中を逸らしてまで聞き入るつもりは無い。

 思念波が繋がった事に気付き、最初に声をかけたのは人質の彼だ。

 

『・・・・・・誰だ、あんたら?』

 

「突然、お邪魔してごめんなさい。

 私は北里 翠。まぁ、あなたと同じ人間です。

 簡単に言うとあなたのご主人様を止めたい者です」

 

 まずは物腰低く私が身分を説明すると、男は淡々と答える。

 

『別にこの異形を主人と思ってはいない。

 俺は契約に基づいてこの者の世界征服を援助してるだけだ』

 

 なんて素っ気無い対応。

 顔立ちは完全に外国人っぽいから皮肉を茶化してくれるかと思ったのに全然、効果無いじゃ・・・・・・

 ん? 契約?

 もしかしてそいつさえどうにか出来れば彼を解放するのはそう難しくないのでは?

 

『貴殿が洗脳されているのか、確固たる意志に基づいて手を貸しているかは計り知れぬが奴は危険思考の持ち主だ。

 今すぐ手を引く事を提案する』

 

『言い方を変えても迅速な協力関係を打ち切れって指図しているのと変わらないだろ。断る』

 

 ウィンドノートの言葉は即座に却下か。

 次はタクトさんが意気揚々と挑もうとするが振り降ろされる触手によって自由に男にかける言葉を考えられず発言しにくい状況を迫られる。

 

『先程、我に放った言葉の影響力を考慮し貴様を放蕩させては危険と判断したのでな』

 

 百本近く増加した触手で打撃の雨を浴びてる集中攻撃じゃ人質に干渉するのは厳しいな。

 こうなったら私がなんとかするしかない。

 さて、彼のさっきの発言から推測するに契約の内容はメランアヴニールが世界征服を成功させる為に力を与える現在の人柱状態になれって事だと思うけど、志願した理由まではまだ分からない。

 これからの対話で男の警戒度を上げないようさり気なく探っていかないと。

 裸をじっと見るのは申し訳無いけど男を細かく観察してると私の中で一つの考えが浮かんだ。

 

「・・・・・・ねぇ。貴方、スポーツをやってたりしてませんか?」

 

『・・・・・・!!

 何故、分かった?』

 

 お、少しだけ言い方が柔和になった。

 スポーツ選手に巡り会えた事で話を聞くくらいには心を許してくれたみたい。

 

「やっぱり。

 体もしっかり鍛えられてますし肌が焼けていますから。きっと屋外で長時間トレーニングしていたんですよね。

 察知されないように隠していたとしても努力の痕跡は私には分かります」

 

 だって不運に妨害されても屈しない肉体と精神を作る為には長期間の努力が必要だからね。

 フィギュアスケートでは無いだろうけど生前、スポーツに打ち込んだ者として同じ匂いには敏感になる。

 私も全国大会に行った事のある経験者だから確信を持って言える。

 彼の鍛え方は気分転換の遊びで優位に立つ為の中途半端な物じゃない。

 本気でプロを見据えて実現させようと必要な筋肉を鍛え上げたガッチリした肉体だ。

 タクトさんっぽく言うなら夢への情熱は純粋で高尚な物だと。

 

「それでえっと、お名前は・・・・・・」

 

『ガルヴァンだ』

 

「ガルヴァンさん。私も昔はスポーツに魅了され本気で打ち込んだ経験があります。

 見合う実力も覚悟も無かったので流石にプロ、までは目指していませんでしたが少しばかり本気でやってたんでその身体を作るまでの苦労は共感出来ると思ってます。

 だからこそ理解出来ないんです。

 それだけ夢に向けて技術も肉体も仕上げたのに棒に振ってメランアヴニールの片棒を担ぐのが」

 

『俺は諦めた訳では無い!!

 今、奴に協力しているのは夢への挑戦権を再び手に入れる為だ!!』

 

 ガルヴァンさんが激しく声を荒らげた。

 それに呼応するように私の元に飛んで来た触手も心做しか力が篭っていた。

 

『馬鹿にした家族に晴れ姿を見せる為。

 夢を託した仲間の為。

 俺は不条理に奪われた命を取り戻さなければならない!!

 自分が人様に迷惑を生み出す行いをしている事は自覚している。

 俺が抱える夢はそうしてまで果たしたい憧憬であり約束でもあるんだ!!』

 

 男の信念が触手に乗って私の氷剣と衝突する。

 一度、気を抜けば瓦礫の様に押し潰されそうな圧力と鍔迫り合いする上でメランアヴニールが笑う。

 

『この男の執着を間近に浴びて正しく理解しただろう。

 貴様らに我が力の源を解放に導く事など出来ぬと』

 

 大体、ガルヴァンさんの抱える背景は少し見えた気がする。

 大方、不幸な事故や事件に巻き込まれて命が消えかけてる彼をメランアヴニールが干渉して契約を取り付けたんだろう。

 となると契約を果たした時に約束された報酬に現実味があるか気になるな。

 

「そもそもメランアヴニールに現世の事象を変える力なんてあるんですか?」

 

「メランアヴニールにそんな力は無いはずだが」

 

 クラジさんが私に向けて答えるとメランアヴニールが誇らしげに反論する。

 

『この力を得たのは貴様ら稚魚によって宮殿に押し込められた時だ。

 窮屈な場での封印に不貞腐らず鍛錬で力を蓄えていた我は砂底より奇妙な水晶玉を拾得した。

 恐らくは先の歴史すら預言した女の占い師の心情が込められていたのだろう。

 取り込んだ我は自分が存在する時間軸以外の過去と未来を自由に観測し思うがままに改変出来る制御を身に付けた』

 

 なるほど。

 たまに攻撃の手応えが全く無かったのは別の時間軸で今の戦闘の一部始終を予習していたから来る事を把握していたんだ。

 どんな逆境に立たされても不屈の精神で自分を高め続けられるのは誇るべき才能だとは思うが別の方向に使って欲しいものだ。

 って今はメランアヴニールへの愚痴より男に向ける説得を考えなきゃ。

 

「あの、ガルヴァンさん」

 

 私は同じ境遇を経た者として共感を伝える。

 突発的な事態によって大事な人生を奪われた苦しみややり場の無い怒りが芽生えるのは私にも理解出来る。

 あの爆音車さえ無ければ私は今でも幸せに生きられたはずなんだから。

 ましてや超常の力でやり直せると甘く誘われたら藁にも縋る思いで応じてしまうのも無理は無い。

 それらの共感を述べた上で私は敢えて当たり前の事を言う。

 

「でも、どんな理由があったって人を傷付けて良い理由にはならないんです」

 

『キタザト、それくらいは今の俺でも分かっている。

 抱くこの夢にのしかかる想いが俺自身の願望だけの物ならきっぱり諦める事は出来た。

 だがワールドカップ出場は俺の憧憬だけが込められてる訳では無い!!

 成長につれ現実を見ろと諦めを促す両親への反逆と君のように見切りを付けてグラウンドを去ったチームメイトの意志も同等にのしかかっているんだ!!

 簡単に実現を諦める訳には』

 

 震えるガルヴァンさんに私は続けて言う。

 

「想像してみてください。

 他人を犠牲にしてまで叶えた夢にご両親やお友達が喜んでくれると思いますか?」

 

『・・・・・・っく』

 

 もしクラブの試合で注目を浴びたり代表選考会などの正当な勝負で勝ち取ったなら、それは文句無く実力で夢を叶えた物になり誰からも賞賛される。

 だが今のガルヴァンさんはどうだ。

 世界を我が物にする為に街もそこに住む人達も踏み潰し絶望を振り撒く邪悪の根源とも言えるメランアヴニールに手を貸している時点で、それは正当に夢を叶える道中とは言えないのでは無いだろうか。

 エクソスバレーでの出来事を現世でも共有出来るかは未知数だ。

 だが仮にメランアヴニールの力を借りて生き返り、夢を叶えたとしても叶えたその後を気持ち良く過ごせるだろうか? 血塗れの手で叶えたその夢を両親や友人に誇れるだろうか?

 

「あなたにはまだ良心が残っている。

 私の言葉を否定する前に、それだけは良く考えてください」

 

 そういって説得を締め括った後、葛藤し始めたガルヴァンさんに余裕綽々のメランアヴニールが甘ったるく言葉を投げかける。

 

『どうした? 若き男よ。

 もしや取るに足らぬ言葉の数々で覚悟が揺らいだとでも言うのか?

 良く思い返せ。

 貴様の夢が成就する時を待つ周囲の人間がどれほどいるか、自身が良く理解しているはずだ。

 それとも輝かしき将来を無価値のあの男に奪われたままで良いのか?

 我との誓いを破るのは即ち、そいつらの期待を裏切る事にも繋がるのだぞ。

 さぁ。理解したならば我が野望の為、再びはたら』

 

『・・・・・・もう良い』

 

『何だと? 貴様、今なんと言った?』

 

『キタザトの言葉を聞いて目が覚めたんだ。

 今の俺は他人に誇れるくらいかっこいいのかどうかってな。

 だが思い返せば現世に帰る為だけに俺はあんたに言われるがまま多くの大事な物を奪って来た最低な野郎だ。

 そんなの俺を殺したあいつと何も変わらないじゃないか。

 確かに夢を手放すのは死ぬのと同じくらい辛い。けど惨めに生にしがみつくくらいなら潔く死を受け入れる』

 

 唐突な裏切りが宣言されるとガルヴァンさんとメランアヴニールの接合部分に機械がショートしたような異常が発生した。

 甘い誘惑にしがみついていた彼が僅かに残した善意に目覚め必死に抗い始めているのだ。

 当然、奴は醜い本性を晒す程に激昂しているヤバい状態だがこちらは見ていて清々する。

 

『き、貴様ァ・・・・・・!!

 我と契約しておいて逃げられるとでも思っテイルのカァァ!!

 尽クセェ!! 我の欲望ノ為に、ィィィウグァァァ!!』

 

「ほら、今の内だぞ。少年」

 

 メランアヴニールに電流を纏った打撃が打ち込まれた。

 ガルヴァンさんの裏切りに気を取られた事で触手の勢いが弱まり、タクトさんが助けに来てくれたのだ。

 奴が怯んだその隙に両腕に繋がった手枷を砕き、タコ足と繋がった下半身を雄叫びを上げながら最大限の力を込めて引き抜く。

 全てのしがらみから開放されたガルヴァンさんは海中の浮力に少し流された後、タクトさんにお姫様抱っこされ無事に保護された。

 

「つらい決断だったろうけど、選んでくれてありがとな」

 

『グァァァァァァ!! 我の体ガァァァァ!! 世界を掌握スるに相応しき、圧倒ノ力ガァァァァァァ!!』

 

 ガルヴァンさんという名の最高の人柱を失ったメランアヴニールは本来の姿に戻って叫び声を上げている。

 今こそ拘束器具が通用する最高のタイミング。この機を逃すまいとクラジさんが叫んだ。

 

「今だ、フィオナ!!

 拘束器具を奴に発射しろ!!」

 

「はい!! 照準は既に定めています!!」

 

 鋭い槍の先を模倣した発射口から両手で持つフィオナちゃんでも反動を受け止めきれない荒ぶる電流がレーザー砲の如く直線を走り、メランアヴニールに身を焦がす程の拘束を齎す。

 するとガルヴァンさんを失ってから衰えていた力が完全に封じられ、今やサンドバッグ状態である。

 あれだけ苦戦していたのがまるで嘘みたいだ。

 

『こ、この力はァ・・・・・・

 忌々シキ、電流。我を無力化、スル・・・・・・』

 

「これまでだ。メランアヴニール」

 

「いよいよライブもフィナーレだな。

 フェローチェ、フルスロットル!!」

 

 1stチューニングを最大まで出力しステージ全体を揺るがす狂騒曲を奏でる。

 小さな雷が静寂を切り裂く空気の中、腕の見せ所であるギターのソロパートがやって来たかのような緊迫感と高揚を宿したタクトさんは無防備を晒すメランアヴニールに渾身の打撃を打ち込み魂を震わす爆音を解放する切り札の技、ライオットランブルを発動させる。

 

「響け主旋律。俺の音に酔いしれなぁ!!」

 

 ギターの技巧的な音と一緒に弾けた高火力の雷は拘束器具に縛られたメランアヴニールを更に弱体化させ防御する気力すら削ぎ落す。

 動けないメランアヴニールに向けて攻撃を突き立てれば奴は低い唸り声を上げながら影に還りかけていく。

 ようやく海の脅威の一つを撲滅する事が出来て安心する私達に奴は語りかける。

 

『残念ダ・・・・・・

 全ての絶望ヲもっと堪能したかっタ。

 なァ、人間達よ。夢が叶わなかった者は、どのようにして後悔を解消スルのだ?』

 

 最後の疑問にタクトさんが答えた。

 

「そんな方法ねぇよ。

 大抵の人間は余程強い奴じゃなきゃ心の片隅に残したまま生きていくのさ」

 

『そウか・・・・・・

 ならば、我も強さの極致ニ至って無イという訳だナ・・・・・・』

 

 それだけを言い残し、メランアヴニールは完全に姿を失った。

 

 羨望の海王(5) (終)

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