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『お前が読まずに、だれが読む』  作者: 夢来 望
はじまり、はじまり。
2/2

台風の日に。

「思い立ったが吉日」とはよく言うものだ。


このままではマズイ。

このままでは、人としての生活すらできなくなるんじゃないか、そんな不安に襲われた。

それが昨日だった。


打開したいが、何をしたらいいのか分からない。

普通の、いや普通以下な生活をしている俺にとっては、迷走という言葉がふさわしく似合っている状況だ。


成功したいと思い、手を出したビジネスで、こっぴどく失敗したのだ。


未来を明るく語り、夢を語り、自己啓発なる本も数十冊で聞かないほど読んだだろうし、セミナーと呼ばれるものにも幾度と参加した。


周りとは違うと思い込んでいた。

というよりは、思い込まないとやっていけなかったのかもしれない。


そんな中、無理と無茶を重ねた挙句、気付けば周りに人はおらず、借金3000万という数字と、毎月くるローンの返済だけが残ってしまった。

返済のお金が回らず、借りていた家を解約し、今では友人宅に居候の身だ。


もうここまでいくと笑えてくるのだ。


それでもやはり、諦められないんだろう。なんとか立ち直り、成り上がりたいという意欲だけは湧いてくるのだ。


困った性格である。

ただ、願望は出てくるが、具体策は浮かばない。

そりゃそうである。

積んで来たものが全て崩れ、自信もなくなり、さらには借金生活に落ちているわけだから。


財布の中に、千円以上入っていた記憶がほとんどない。

一万円札が入っていたらそれはもう、お金持ちだ。


5年前まではそんな事微塵も感じなかった俺が、随分おちたものだ。



そんな中起きた出来事が昨日だ。

ふと、小説を書きたいなんて大それた夢ができたのだ。

なぜ浮かんで来たのかは今はまだ分からない、父親が教材を作っていたという家庭環境の影響もあるのだろう。


自信はあるが根拠はない。

なんせ、文章なんて書いて来た経験が30年間全くないのだ。

それでも、とにかく行動に起こすことにした。死ぬほど頭に入れてきた、「まずは行動」という単語が頭に湧いて出てきたのだ。


ブログというモノに目が止まったからという単純な理由で、ここに書き出してみた。


このサイトにも書き出してみたのだが、先行きは全くわかっていない。



それにしても文章を書くとは不思議な感覚だ。

小説家というのは本当に表現豊かなものだと改めて思わされている。


これを書きながら、少しずつ上達していくしかないだろう。


冬も近づき、クリスマスがやってくるその頃には、カタチが見えてくることを願いながら今日はここまでにしよう。



ここからはあくまで願望であるが、この作品にはあなたに参加をしてもらいたい。

全く何もない俺を引き上げて欲しいのだ。力を貸して欲しいのだ。


こんなことを書くものではないのかもしれないが、これが今の俺のリアルなのだ。


リアルを小説にし、そこから大逆転劇をするストーリーをあなたと共に、リアルに変えていきたいと願っているのだから。

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