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少年と魔法学園の日常  作者: シュガーホイップ
3/9

vs七辻 美香

   

  



 

   

   

   

翼と美香は仮想空間ルームへ入り、互いに向かい合った。



仮想空間ルームは意識を仮想空間へ移し、ゲームの様に決まったHPがなくなるまで戦い続ける。


ステージは森、仮想都市、など様々だが、今回はシンプルな窓、障害物ひとつないステージで行われる。シンプルなだけあって個人の魔法技術が問われる。




美香「貴方が負ける前に名前ぐらいは聞いてあげるわ。」




翼「金守 翼。貴女が負ける者の名前です。」



美香「ふぅ~ん、いいわ始めましょ!」



美香の声と共に試合の合図が鳴る。スタートと同時に二人は距離を取る。先制したのは美香だ。



美香「水の槍(Eau spear)!!」



美香の周りから水の槍が出現し、翼を襲う。槍が翼を貫いた様に見え、美香は勝利を確信した。しかし、それはぬか喜びとなった。



翼「風の保護(Vent protection)…」



風魔法が翼を覆い、水の槍を防ぐ。美香は思わず下を巻いた。自分の攻撃が意図も簡単に破られたのは初めてだった。



美香「なかなかやるじゃない!ならこれはどう?水の竜(Eau dragon)!!」



美香が出現させた大きな魔法陣から水の竜が出てきた。さすがの翼の魔法でも防ぎきれるものでわない。翼の魔法は下級なのに対して、美香の魔法は中級なのだから。



美香「降参するなら今のうちよ!」



翼「まだ分かりませんよ?」



美香「後悔しないことね!!」



水の竜は翼を襲おうとするが、翼は一歩も動かない。すると突然翼の周りに複数の魔法陣が出現した。。



翼「魔法の錠(Rien magic lock)!」



魔法陣から出現した鎖が水の竜をしばり、水の竜は一瞬で消えた。美香は目を疑う光景を見た。学園でも使えるものは数少ない中級魔法がこうも容易くやられてしまうのか。水の竜をもう一度出現させようとするが、魔法陣が現れない。



美香「っなんで!なんで!!」



翼「魔法の錠はひとつの魔法だけをしばらく使用出来ない状態にするんだ。使用可能になるまでの10分間だけだけど…十分だろ?」




しかし、美香は諦めない。七辻と言う名前を背負っているからには自身のプライドが許さない。ましてやあの少年なんかには。



美香「水の剣(Eau sword)!!」



美香は接近戦に持ち込むことにした。いくら魔法が上手くても接近戦なら分からないという判断だった。翼は笑っている。まるで“全て予想どうりだった”かのように。


翼は一瞬で美香の前まで間合いを詰めてきた。美香は水で壁を作ろうとするが遅かった。



翼「光よ(Lumiéré)!」



美香「!!(これは…目くらまし!)」


美香の周りは光に包まれ、目を細める。


翼「雷弾(Tenneree bullet)!!」



翼の声と共に雷の弾丸は美香を貫き、HPは0になった。


こうして翼の勝利で戦いの幕は閉じた。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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