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ヒナゲシの華  作者: 水無月奎
『ヒナゲシの華』とは
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テーマ

こんにちは、『ヒナゲシの華』を書いている水無月です。

数多くある小説の中から見つけ、読んで下さって本当にありがとうございます。

小説を読むのに作者の意図を知る必要は特にありませんが、興味のある方に読んでもらおうとテーマについてご紹介します。



この物語を通し書きたかったことは、


・至らない自分を乗り越える

・理不尽なイベント

・赦せない感情


この三つです。



【至らない自分を乗り越える】

ヒナゲシ達キャラクターは、みんな何かしらのトラウマだったり引っ掛かりだったり前に進めない悩みを持っています。

中身はキャラの性格ゆえだったり環境ゆえだったり色々ですが、過去の至らない自分では乗り越えられなかったことばかり。

凡人でも悪人でも王様でも同じようにあるそれらを、それぞれに納得する形で乗り越えさせるのが目的です。

人によってはおかしいと感じる思考回路でも手法でも構わない。今の当人がスッキリすれば、それは乗り越えたということで良いんじゃないかなと思ってます。


【理不尽なイベント】

ただ生きているだけなのに、理不尽なイベントって起こりますよね。それは人との交わりが避けられない人間社会では当然のように起こります。

キャラ(人となり)によっては上手く切り抜けられることもあるかもしれませんが、意に染まない環境に身を置いたり理不尽な理由で怒られたり責められたり。ドラマにだって負けないぞ、という理不尽なイベント体験をした方もいるでしょう。

でも悲観して絶望するだけでなく、苦い笑みを浮かべながらも「仕方ないよね」と生きられたらいいですよね。


【赦せない感情】

いつも感じているような喜怒哀楽でなく、強すぎてリミッターが外れる感情ってありますね。数値で出るわけではないので比較検証はできませんが、いつもは考えもつかない言動になってしまったり道徳心よりリードして法を犯してしまったり。精神に影響を与え、人格そのものを変えてしまうことも。

人間らしさでありプラスがあればマイナスもあるものですが、特に人を恨んだり憎んだりは心を疲弊させ良心との板挟みにさせます。

忘れるのが一番いい。でも当事者の自分が覚えていなければ、辛い出来事も辛酸を舐めたことも誰も知らない無かったことになるんです。

覚えたまま、自分の中にある感情を納得する形で昇華させること。それがベストだと私は考えてます。



文体自体はラフで軽く、笑えるものでありたいと考えてます。

逃げ出したいような痛いことに対しても、希望を失わないキャラクターでいさせたい。それはオルディランの住民にとってヒナゲシの存在がそうであるように、趣味や物、誰かにとっては大したものでなくても自分を助けてくれるものがあればいい。


自分の罪を自覚するなら未来の自分が乗り越えればいい。

理不尽なことだらけでも流せる大らかさがあればいい。

今は赦せなくてもいつか納得できる考え方で相手を赦せればいい。


せっかく生まれてきたわけですから、楽しく生きられたらいいですよね。でも世界は自分のためにあるわけじゃないので、凹むことは山とあります。凹むなんて可愛い表現で済まないことも。

そんな時にギリギリ耐えて、また顔を上げられるのが理想なのです。自分が感じる違和感がない程度に、ヒナゲシ達のしなやかさを書いています。


この物語を書こうと思ったのは、私自身も乗り越えたい人や感情や出来事があったから。まだ結論は出ていないのですが、ヒナゲシ達キャラクターの前向きさに私も負けてられないなと応援されてます。


小説は独学なので物語的に不足していることも多々あると思いますが、読みやすさを意識して続けています。

読者の皆さんの胸を借りて書いている『ヒナゲシの華』、必ず終わらせハッピーエンドにします。

これからもよろしくお願いします。

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