夏色のステップ
【登場人物】
大輔(30):日焼けした爽やかな男性。笑顔が絶えない。
葵(28):スタイルが良く、明るい女性。少しお茶目な性格。
子供たち:砂浜で遊んでいる近所や観光客の子供たち。
【舞台】 真夏の須磨海岸。雲ひとつない青空と透明感のある海。 ジリジリと太陽が照りつけ、波打ち際では水しぶきがキラキラと輝いている。
【本編】
〇 須磨海岸・波打ち際(昼)
カンカン照りの太陽。波が寄せては返す音。 大輔と葵、しっかりと手を繋ぎながら波打ち際を歩いている。 二人とも水着姿で、きれいに日焼けした肌に汗と水滴が光っている。
葵「(繋いだ手を大きく振りながら)ねえ大輔、冷たくて気持ちいい! 足だけ入ってるのサイコー!」
大輔「(笑いながら)ほんとだな! 須磨の海、今年の夏は一段と水が綺麗に見えるわ」
葵「ちょっと待って、振り落とさないでよー!(繋いだ手にキュッと力を込める)」
大輔「落とすわけないだろ(ニヤリとして)……こうでもしない限りはな!」
大輔、突然繋いでいない方の手で葵の腰をくすぐる。
葵「キャッ!? ちょっと、大輔ズルい!(笑い転げそうになりながら踏ん張る)」
葵、反撃とばかりに大輔の腕にしがみつき、そのまま脚を少し絡めて大輔を押し倒そうとする。 二人は足をバシャバシャと鳴らしながら、砂浜で無邪気にじゃれ合う。
大輔「わ、わ、ちょっと! 倒れる、倒れるって!(耐えようとして大笑い)」
葵「えーい! 一緒に海にダイブしちゃえー!」
二人が豪快に波打ち際で笑い転げそうになる様子を、すぐ近くで砂の城を作っていた子供たちが指をさして見ている。
子供A「あ! 見て見て! あのお兄ちゃんたち、転びそう!」
子供B「あはは! お姉ちゃん強い! がんばれー!」
子供たち、歓声を上げて無邪気に笑い転げる。
葵「(子供たちに気づいて手を振りながら)見てなー! 負けないんだから!」
大輔「(息を弾ませて笑顔で)こっちも容赦しないぞ〜!」
大輔、葵をひょいと抱きかかえるようにして持ち上げる。
葵「キャーッ! 高い! たすけてー!(大爆笑)」
大輔と葵の弾けるような笑顔。 子供たちの楽しそうな歓声と波の音が重なり、夏の眩しい光の中に溶けていく。
(ト文字・エンド)




