表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR

「永遠にしりとりしていたい!」シリーズ

永遠にしりとりしていたい!2

作者: 四季
掲載日:2026/08/06

 私、三原カナは、どこにでもいるようないたって普通の女子高校生。

 隣の席の島地くんが好きなんだけど、想いを伝えるなんて難しいから、友達みたいな関係を続けているんだ。


 今日はいきなり体育の授業で溜め息が漏れたけど……ちょっと疲れた顔をしてる島地くんの顔を見られるのは悪くないかも!?


「島地くん、ちょっとだけ……」

「しりとり?」

「うん! 体育で疲れてるだろうし、ショートバージョンで!」


 島地くんは頷いてくれた。


「じゃあ今日はこっちから……レタス!」

「すこんぶ、かな」

「ブランド!」

「ドリア、かな」

「飛鳥時代!」

「インドア派、かな」


 こんな時でもしりとりに付き合ってくれるなんて、島地くん優しすぎ! って、褒めたいけど、さすがに言えないな……。


「派閥!」

「ツキノワグマ、だね」

「マント!」

「年寄り、だね」

「リサイクル!」

「ルール、かな」

「ルアー!」

「明後日、かな」

「うーん……あっ、手紙!」

「みみずく、とか」

「食い意地張ってる女の子!」

「コバルトブルー、とか」

「留守!」

「スイミング、かな」

「グランド!」

「ドーナツ、かな」

「妻!」

「真っ直ぐ、とか」

「グラス!」

「すき焼き、だね」

「うーん……気まぐれ!」

「れんこん、だね。……って、あ! 終わった……」


 島地くんは申し訳なさそうに「終わらせてしまってごめん……」とこぼす。


 そんなこと、どうでもいいよ!

 だって、一緒にしりとりができればそれだけで幸せなんだもん!


 ま、そもそも、ショートバージョンの予定だったしね。


「気にしないで! そういうこと、誰でもあるし!」

「ありがとう」


 そろそろ次の授業が始まりそうだ。

 先生が入ってきた。

 しりとりタイムを満喫できるのも一旦ここまでか。


 でも、島地くんとのしりとりな関係は、まだまだ終わらない。


 私たちはしりとりで結ばれている。

 だから何も怖くない。

 目の前にどんな出来事が立ち塞がっても、しりとりと共に突き進み、絆を深めて生きていく。


 恋人になる勇気はないけど。


 しりとりを通して生まれた絆は強いもの、それだけは間違いないよ!


「三原! 寝るな!」

「す、すみません……」


 先生に怒られちゃった……。



◆終わり◆

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このシリーズ、好きです。今回はショートバージョンということで、どうなるのかな、と思いきや意外な展開ですね…! カナのターンが印象的で、とても面白かったです。読ませていただき、ありがとうございます!
拝読しました。 しりとり、楽しいですよね♪ カナちゃんは本当に島地くんとのしりとりの時間が好きなんだな、ということが伝わってきました。 「だね」「かな」「とか」と語尾につける島地くんのキャラがいいで…
これ…最終話しりとりで告白する流れですか?! (考えるの大変すぎる……(^_^; )
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ