表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

事の始まり

突然だが、この星に宇宙人と呼ばれる者が侵略してくると言

われたらどうするか。

大きく分け、信じる者、信じない者が存在すると思う。

オレはそれを信じた。

俺の両親はこの国でかなりの権力を持っていた。そう、国を動かせるほどには…



西暦2110年10月15日



オレは何者でもない。ただ両親が言ったことをこなしてきただけ。この15年間そんな人生だった。ただ今日、この日を境にオレは初めて自分の意思を持って行動できたと思う。


オレの名前は須藤玲也(すどうれいや)レイと呼ばれている。

父親は政治やらなんやらでほとんど家に帰ってこない。

母親はその補佐をしていた。

そう、オレは自由…な訳ではなく、親が出した課題をただひたすらこなしていた。

課題とは、主に身体の強化や、勉強だった。確かに大変なものが多いが、学校では、運動や勉強も、学年トップだったので、まぁ満足だ。


今日もいつもどうり学校に行って、帰って来て、課題をこなしつつ、テレビのニュースに耳を傾けているとこんな話が耳に入ってきた。


「宇宙人と呼ばれる者がこの星を侵略し、人々を皆殺しにした後、地球の資源の独占を宣言した」と。そして主に18歳以上の男性を集め軍を作る。と


オレは話が急すぎて理解が追いつかなかった。これは俺だけじゃないだろう。この日本のほとんどの人がそう感じたに違いない。


そしてその後宇宙人の被害にあった地の画面に写り変わった。


ここでオレは冷静になり今ある情報で話を整理した。


正直全く信憑性がない。だがオレの年齢は15だ。つまりだ。厨二病を抜け出した歳だ。…ふっ、またこの病にかかってしまったか。

正直オレは興奮した。

オレは3年後つまり18歳の光景を思い描いた。

オレは身体能力に自信がある。だが、相手の力量も未知数。確実に勝つにはやはり、身体の強化は欠かせない。

「ここは、1つ頼んでみるか…」

と、オレはこれからのことを思い描き、1人興奮していた。



3日後の夜、久しぶりに家族全員が揃いオレは両親と向き合っていた。

「ニュースを見て思ったことがあります」


「なんだ」

父の低い声がオレの鼓膜を震えさせる…


「力をつけたいです」


「なにを、言っている?」


「宇宙人と、戦いたいです」


「どうやって戦う」


「それは…」


オレは言葉に詰まった。そんなの知らないからだ。


「奴らにあらゆる物理攻撃は無力化されてしまう。」


物理攻撃を無力化に?なら軍を作ってどうする?


「…」


「お前は国を動かす程の器を持てるように育ててきたつもりだ。」


やはり…無理か


「だがな、民なくして国はなりたたん」


「え…」


まじか


「一応、宇宙人からの接触から13日たっているが、対抗するための武器は常に作ってある。」


と言って、父が箱から取り出したのは


「剣…?」


物理攻撃は効かないんじゃ、なかったか。


「少し力を入れて握ってみよ」


と言われオレは少し力を入れて握った

すると、剣は赤く輝いた。


「これは、今のところ宇宙人に対抗する唯一の武器だ。見てわかるとうり剣だ」


見た感じ何で作られているのか全く分からない。


「奴らに勝つにはそいつを使いこなさなくてはならない。俺の知り合いに中国に剣術に自信があるやつがいてな名前はリー・ワンチーだ。3年間やつにみっちり鍛えてもらってこい」


…なんとも父親らしくないことを言う。いや普通はこうなのだろうが、あまりにも俺の知ってる父親とは印象が違った。


「ありがとうございます」

しかし先程から母親は何も口にしないな。


と、疑問は多々あったが無事1日が終わりオレは中国のリー・ワンチーさんのところに旅だった





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ