赤鬼とキャラどら焼き(その4)※全4部
◇◇◇◇
モグッ、ムグッ、ゴクン
赤鬼は涙を流しながら”どら焼き”を飲み込む。
「はい赤鬼様、お茶です。粗茶ですが」
コポポと水筒から薄緑の茶をカップに注ぎ、赤鬼は「おお、ありがたい」とそれを飲む。
「これは……、中国の緑茶、双井緑だな」
「さすがは赤鬼様、その通り中国江西省双井村名産のお茶です。双井茶という題目で宋の欧陽脩が詩に詠んだことが有名ですが、やはり唐代でも有名でしたのね」
「ああ、双井村が名茶の産地であったことは長安でも有名であった。なるほど、この”どら焼き”がふたつあるのはこのためか”井”をふたつ飲み込めと」
「はい、飲み込むのなら涙ではなく、おいしいお茶のほうが良いかと思いまして」
「ふん、それに赤鬼様か、人の娘、珠子よ、そなたには完全に俺の正体が露呈しているようだな」
珠子はその通りとばかりにフフフと笑うが、鬼道丸はもちろん、俺様にも状況がわからない。
「珠子よ、もう少し詳しく説明してくれ。その”まなりくん”とは何者だ? そして何故、赤鬼の涙を誘う?」
「そうですね。この”まなりくん”の元である井真成が公表されたのは2004年のことで、日本でプチブームになったのが2005年ですから、みなさんは知らないかもしれません。それまでは全くの無名でしたから」
2005年、あやかしにとっては、ほんの少々前の出来事。
よほど人と深く関わっておらぬと知らぬだろう。
「2004年、中国で唐代のとある墓誌が発見されたと発表がありました。わずか171文字の墓誌の記述ですが、それは日本の関心を強く惹いたのです。その一部がこれです」
珠子の手がすまほを操作すると、そこに文字が表示される。
『公姓井字眞成國號日本』
「これは……、現代風に読むと『姓は井、名は真成、国号は日本』と読めるな」
「はい、この後には『彼は才能に優れ、命を受けて唐へやってきた』という意味の文字がしたためられています。そして、開元22年、西暦734年1月に36歳で亡くなったとも」
「なるほど、遣唐使の一員で唐で没した者の墓誌か。その井真成とやらは、ひとかどの人物であったのだろうな」
「はい、この墓誌に”皇上”と”贈尚衣奉御”いう文字があり、当時の唐の玄宗皇帝から死後に役職が贈られたとあります。これは単なる留学生ではまずありえません。相当、名実ともに優れた方であったと想像されます」
珠子の言うことは正しいのであろう。
だが、わからぬのはそれがこの赤鬼の涙を誘ったことだ。
「中国で真成の墓が発見されたことは知っていた。だが、旧き友に呼ばれ、久方ぶりに日本に来てみれば、まさか真成がこんなことになっていたとは思わなんだ」
残ったひとつの”どら焼き”を裏返し、赤鬼はそこに張られたゆるキャラとやらを示す。
そこにも”まなりくん”の絵と文字が張られていた。
「どら焼きには藤井寺市のHPから拝借した”まなりくん”のデザインをフードプリンタで出力して張りました。デンプンシートですのでちゃんと食べられます。それが、赤鬼様が哭いた理由です。井真成を模した”ゆるキャラ”がこの日本に生まれていた。それはつまり、井真成の魂が日本に戻っていたことに繋がりますから」
「うむ。俺、いや麿の願いが通じた証であるからな」
「やはり井真成の墓誌の締めの一文には赤鬼様の願いが込められていたのですね」
「その通り。井真成の葬儀の手筈は麿が整えたもの。墓誌の最後の一文には麿と日本を故郷とする者全ての願い、そして帰国が叶わず命を落とした真成の願いを込めた」
珠子がすまほを操作すると、墓誌の最後の文字が表示される。
『形既埋于異土魂庶帰于故?』
「ふむ、現代風の意味とすれば、『身体は既に異国の土に埋められたが、その魂は故郷に庶ることを願う』という意味か」
「さっすが酒呑さん。唐の言語も読めるのですね。あたしはネットの現代語訳のページを頼りましたよ」
「母様に鍛えられたからな。なるほど、俺様にも見えて来たぞ、この者の正体が」
俺様がそう言うと、赤鬼はもう一度”まなりくん”をじっくり眺めると、それを月にかざし詠う。
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翹首望東天翹首して東天を望めば
(首を上げて東の空を望めば)
神馳奈良邊神は馳す奈良の辺
(心は遠く奈良へと馳せていく)
三笠山頂上三笠山の頂の上
(三笠山の山頂のさらに上)
想又皎月圓思ふ 又た皎月の円なるを
(思い出の月と、この眼前の満月が心で重なるように、みなの家族が揃っていることを懐かしく想う)
※作者超訳
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「赤鬼様の和歌、『天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも』の漢詩版ですね。でもそれは赤鬼様の詩ではなく……」
「よく知っておるな人の娘、珠子よ。その通り、これは現代になって『天の原……』の歌を訳して西安の者が麿の記念碑に刻んだ詩だ。だが、今のこの心を詠むならば、こっちの方が相応しい。麿だけでなく、友や仲間の家族が揃っていることも想う詩にもなる」
丸い”どら焼き”と円い月を重ね、それを口にした時、赤鬼の口から再び一条の涙が零れ落ちた。
「井真成の、いや日本では葛井真成の魂は、この21世紀になってやっと日本に帰れた。それを想えば涙は止められぬよ」
「ええ、2005年に一時的に墓誌は日本に戻り葛井氏ゆかりの藤井寺市で一般公開されました。その時に生まれたのがゆるキャラ”まなりくん”です。きっとこの時に魂も帰れたのだと思います」
「そうであろう。そして、その魂や生涯はこれからも語られ続けられるのであろうな」
「ええ、きっと……」
ここまで来れば、涙の理由は明白。
遠い唐の国で不遇にも死を遂げた井真成。
その魂が故郷に帰還していたことを知ったから、この者は涙したのだ。
「し、師匠、その唐で死んだ井真成なる者の魂が日本に戻ったのはわかりますが、どうしてそれで赤鬼が哭くのです? それに愚という赤鬼の言葉は?」
鬼道丸の問いに俺様は深く溜息を吐く。
ここまで来てわかっておらぬとは。
「たわけ」
「あいたっ!?」
「まだわからぬとは。先ほどの『天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも』の和歌を聞けば自ずとわかろう」
「それに、グは愚かしいグじゃなくて、井真成の日本名と推察されている、葛井真成の最初の言葉ですよ。葛は中国語で葛になりますから。きっと中国での長い暮らしで、赤鬼様は思わず中国語読みが出てしまったのでしょう」
「中国に長く暮らしていて、それで『天の原……』の和歌!? ひょ、ひょっとして、その赤鬼は!?」
鬼道丸の驚きの声にフフフと笑うと、赤鬼は赤い肌はそのままに黒の朝服へ姿を変える。
「やはりそちらの姿の方がお似合いですね」
珠子が敬意と礼節を持って、その者に頭を垂れる。
その名は……。
「阿倍仲麻呂様」
そう、唐の玄宗に重用されたため、ついぞ帰国を果たせなかった奈良時代の遣唐使。
百人一首の『天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも』で有名な、阿倍仲麻呂だ。
◇◇◇◇◇
「え、ええええ!? あの有名な阿倍仲麻呂ですか!? この人が?」
「うむ。麿が阿倍仲麻呂である」
「で、でも鬼ですよ? 赤鬼!」
鬼道丸が混乱した目で仲麻呂と俺様と珠子をグルグルと見る。
「あ、それはですね。仲麻呂様にはあるんですよ、赤鬼として現れたエピソードが。平安時代の『江談抄』や『吉備大臣入唐絵巻』に描かれています。内容はかなり創作が入っていますが」
「麿も驚いたぞ。死後、英霊となった麿が何度か日本の地を踏んでみれば、歴史が歪曲されていたのだからな」
「ちなみに内容は吉備真備様が遣唐使として唐を訪れた時、その才覚に妬みを持った唐の文官から嫌がらせを受けるのですが、そこには彼を助ける赤鬼がいたのです! その正体は同じく唐で嫌がらせを受けて唐で命を落とした阿倍仲麻呂様の魂! 仲麻呂様の助力で吉備無双が始まるというストーリーです!」
とぉぉぉおおお~と愉快そうな身振りで珠子が話の説明をする。
「といっても、実際は真備様が遣唐使として遣わされた2回とも仲麻呂様は存命中で、その後、天寿を全うされたのですけどね」
「その通り、真備をはじめ日本に戻った者が麿のことをどう伝えたのやら。じゃが、そのおかげで麿は”あやかし”として、赤鬼の姿を取ることが出来るのじゃ」
仲麻呂が軽快な足取りでクルッと一回転すると赤鬼に、また一回転すると朝服の人の姿へと変化する。
「鬼道丸さん、涙の理由はつまりはこういうことです。墓誌の最後の『身体は既に異国の土に埋められたが、その魂は故郷に庶ることを願う』の一文におそらく仲麻呂様の尽力があったのです。”皇上”という文字を入れるからには、日本人の中でも最も玄宗皇帝のおぼえめでたかった仲麻呂様が関わっていたのは間違いありません」
珠子の言葉に仲麻呂はうむと頷く。
「その願いが果たされたと知ったからこそ涙したのです。旧き旧き友への願い、それが果たされたこそ涙したのだと思います」
「ああ。麿も人の娘、珠子の噂は聞き及んでいた。その者から『料理で涙を流させてみせますっ!』と挑戦を受けた時には、決して泣くものかと思っていたが……、年を経ると涙もろくなっていかん」
目頭を押さえ、赤鬼は、いや阿倍仲麻呂はクッと涙を抑える。
「なるほど! 師匠は最初から赤鬼の正体を阿倍仲麻呂だと見抜いていたのですね! だから、あんな勝負に出るとは! 流石です師匠!」
「いやぁ、それほどでも。あたしは気付いたことを黄貴様に進言しただけで、敵の正体を看過したのは主に黄貴様ですよ。赤鬼の仲麻呂様のことだって、ヘリから赤鬼様を発見した黄貴様があたしに『阿倍仲麻呂の心に沁みる料理を頼む』と命じてくれたおかげですし」
なるほど、敵の全容を看破したのは一の兄者か。
だが、それであっても珠子の働きは見事。
「謙遜するな珠子。お前の”まなりくんどら焼き”は見事であったぞ。単純に仲麻呂の心に沁みる料理であれば別の候補もあろうが、”まなりくん”を選んだのが特に良い」
大江山寝殿で盗聴により判明した敵の陣営。
温羅と大嶽丸、二尾の玉藻、九尾のタマタマ、そして先生と呼ばれる存在と、あのお方と呼ばれる存在。
これら全ての手がかりが俺様の頭の中で重なった。
結果、珠子の判断は秀逸、いやこの上ないとも言えよう。
あのお方とは、目の前の阿倍仲麻呂。
ならば、先生とは……。
「それじゃあ、約束通り通らせて頂きますね」
「仕方あるまい。約束じゃからの。それにこれを渡されたなら、アイツも有無を言えぬじゃろて。よいであろう?」
仲麻呂が視線を森へと移すと、そこからガサッとふたつ、いやみっつの影が現れる。
仲麻呂と同じく朝服の男と玉藻、そして湯田で逢った美女”タマタマ”だ。
ふたりは普段はひとつの身体に合体しているが、今は分離状態のようだな。
しかし、やはり追いつかれていたか。
料理を供するとなると時間がかかる。
ましてや、その料理を食べてあのお方の感情が乱れたとなったなら、一目散に来ぬ先生ではあるまい。
「仲麻呂様がお認めになったのなら、吾が口が挟むことはございません。ましてや真成の名を出されてしまっては尚更。ふたりとも良いな」
「はい、先生のおっしゃる通りでございます」
「わっちも酒呑たちを見逃すのに口を挟む道理はございませんわ。センセイ」
影の中から姿を現した先生とタマタマ、そして玉藻はそう言って軽く礼をする。
「ようやく現れたな。全ての鬼の支配者。いや、その一族の者と呼んだ方が適切か」
一の兄者と珠子が姫路で得た情報。
”全ての鬼の支配者”
鬼は強き者に従う習性がある。
その意味では温羅が鬼王であったはずだが、ある時点よりそれは変わった。
吉備津彦命による温羅の棲む鬼ノ城の鬼退治。
後の世に桃太郎の原型となった伝説。
以降、鬼たちが畏れ従うのは最も強き者、吉備の一族。
そしてその中でも文武ともに秀でた存在がこの者だ。
「直接顔を合わせるのは初めてだな酒呑童子、最も妖怪王、並びに鬼王に近い鬼よ。いかにも、吾は吉備真備。いまはこの鬼や狐を統べている」
「やはり真備様でしたか。初めまして珠子と申します。愉快で美味しい、さては南京珠簾の珠子です」
「噂には聞いている。噂に違わぬ腕の冴えよ。吾にもひとつ頂けるかな?」
「はい、よろこんで!」
残された最後のひとつ、”まなりくん”の絵が張られた”どら焼き”を渡されると、真備はどこか懐かしそうに頬張る。
「うまい。単純に井真成の”ゆるキャラ”が貼られただけかと思ったが、味も良い」
「おほめにあずかり光栄です。玉藻さんタマタマさん、お久しぶりです。湯田以来ですね」
「センセイの手前、無礼は出来ませんわね。はい、おひさしゅう」
「ふふふ、久しぶりね元気みたいで安心したわ、菜の花のような珠子さん。知ってらっしゃいます? 菜の花の花言葉は”快活”ですのよ」
二尾の”玉藻”と、おそらく殺生石より復活した九尾の分身”タマタマ”。
湯田温泉で料理仕合を交わしたふたり。
だが、タマタマの本当の名に俺様は気付いた。
珠子や一の兄者もとっくに気付いているだろう。
「それはそうと、なぜお前らが一緒に居る? 何が目的で手を組んだ? 二尾の玉藻、そして九尾の分身タマタマよ」
俺様は一瞬、月を見上げ、言葉を続ける。
この月も昔も今も、日ノ本も中つ国も変わらず煌々と輝いていたと思いながら。
「それとも別の名で呼んだ方がよいか。玄宗皇帝の寵妃、”楊貴妃”よ」
その名を聞いてもふたりは涼しい顔。
意外と動揺せぬものだな。
それとも、気付かれても構わぬというのであろうか。
ゾワリ
その時、俺様は何か嫌なものを感じた。
妖力を感じたわけではない、武人の勘によるもの。
「伏せろ珠子!」
俺様の叫びと同時に一陣の閃光が煌めき、空を切り裂く炸裂音が月夜に轟いた。
◆◆◆◆
女中が酒呑童子と共にこの大江山寝殿を出発して30分。
もう少しで赤鬼の所に着くころか。
敵の素性はおおよそ予想が付いている。
姫路で”タマタマ”の名について女中が言った台詞。
『あれは本名、もしくはそれに近い名ではないかと思うんです』
数多くのピースは各所に散らばっていた。
”タマタマ”という名。
それと縁のあると思われる”全ての鬼の支配者”
山口の湯田温泉を掘り当てたという白狐。
ここから我はひとつの結論を導き出した。
”楊貴妃”と”吉備真備”
史実では楊貴妃は安禄山の叛乱の時に死んでいる。
長安を捨て蜀へと逃れる玄宗と楊貴妃。
その時は玄宗は、乱の原因は楊貴妃の又従妹である楊国忠の専横にあると猛る兵士たちに圧され、止む無く楊の一族である楊貴妃を殺したとされている。
直接手を下したのは、玄宗の側近で宦官の高力士だとも。
だが、この日本にはあるのだ。
その時、楊貴妃は実は死んでおらず、吉備真備と共に日本に逃れてきたという伝説が。
さらに楊貴妃の正体は九尾の狐であったという伝説も添えて。
そして、楊貴妃の本当の名は楊玉環。
玉環とはなんとも日本的ではないか。
ガゴンン、ドゥウーン
調べの中で、暗躍する玉藻と玉環の下へ鬼たちが集っているという情報を掴んだ。
それも黴毒大王といった中級の鬼だけではなく、大嶽丸や温羅といった大物まで。
玉藻にそれほどの器量があるとは思えぬ。
だが、楊貴妃、玉環が、その縁で吉備真備を味方に引き入れたのであれば話は別。
この結論に達した時、我は玉藻たちの次の行動を予想した。
目的はわからぬが、その目的のために玉藻は鬼たちをひとつにまとめ手駒にしようとしている。
その為に邪魔なのが酒&|x541E;童子率いる大江山の鬼たち。
鬼は強き者に従う性質がある。
酒呑童子一味が健在な限り、玉藻の計画は順調に進まぬ。
故にいずれ大江山が攻められると。
予想は見事当たり、鬼の集団に対抗する布陣を組み上げた所で鬼たちの大江山襲撃の報が入った。
ただ、誤算なのは同時に『酒処 七王子』も襲撃を受けたこと。
不幸中の幸いなのは女中が外出中で、我に合流出来たことだ。
「無事でいろよ。藍蘭、緑乱、蒼明、橙依」
視線はスマホに落としたまま、誰にでも聞かせるわけでもない声を発する。
未だ東京からの連絡はない。
だが、このまま待ち続けるのも愚策。
ならば、そろそろ我も合流に向かうべきであろう。
あの鬼をどうにか凌いでな。
ドン! ドゴン! ドヴァーン!!
酒呑童子が残していった大江山寝殿の結界が破られる音が響き、門を押し倒し鬼が庭をズシンと歩く。
「出てこい! 酒呑童子! この温羅が相手だ!」
騒がしい。
かつて鬼王と呼ばれたのなら、王の気品のひとつやふたつ身に着けていてもよかろうものを。
我は玄関の扉をガラッと開け、庭に降り立つ。
「ほう、先ほどの人形の男か。酒呑童子はどうした?」
「この屋敷の主は留守でな。今は代理で我がここの主となっている」
「なるほど、貴様が殿ということか」
じっくりと値踏みするような目。
愚かな、我に値段などつけられようがないというのに。
我は愛用の扇子をバッと広げ高らかに宣言する。
相手の喜びそうな言葉を。
「その通り、我こそは前妖怪王八岐大蛇の嫡男にして、大蛇の兄弟の長兄! 黄貴である! かつて鬼王として呼ばれた名高き温羅殿よ! まずは一手、手合わせ願おうか!」
堂々と庭へ降り立つ我を見て、温羅は『面白い』とばかりに金棒を構えた。




