あともう一歩の! 作者の駄文と補足説明
初めての方はこんばんは!
いつも読んで頂いている方には感謝感激雨あられ!
ついに百物語も90を超しました! 終わりが見えて来ました!
話を畳まなくてはいけません! うわーん! 風呂敷が広がり過ぎだよー!
どうたためばいいのー!?
そんな気持ちで終盤の話を書いている作者です。
〇登場者紹介(新キャラ)
というかバレバレのX尾の狐シリーズです。
殺生石に封印された九尾が個々に尾を減らして復活するという設定はよくある話です。
でもそのままだと、ひねりがないなーということで、白面金毛九尾狐と元々の『玉藻の草子』に登場した二尾の狐は別の存在という設定にして、その両方を登場させる展開にしました。
尾の数はざっくりとした妖力の強さを表してします。
だけど、二尾も九尾も鬼のような戦闘タイプではなく、男を篭絡する女狐タイプなので戦闘力では酒呑童子や大嶽丸に劣ります。
九尾の分体はそれぞれ何で男心を誘惑するかで得意とするジャンルが決まっています。
尾の数は九尾が女の魅力として何に重きを置いているかを表しているという裏設定があります。
・白面黒髪万死狐 四尾の玉藻
実は二尾の狐が後述する一意専心一途狐と合体して四尾になっていた姿。
『玉藻の草子』に登場する真の玉藻です。
彼女の目的やどうして二尾と合体していたかは、今後の展開で明らかになります。
なるはず……だよね?
・幼面短髪無二狐 二尾のコタマ
料理担当。
世話焼き料理上手幼馴染系。
男心を掴むなら、やっぱ胃袋でしょ!
という思考で復活したので現代料理を覚えまくっている女の子です。
料理担当なので珠子とからめやすくて重宝しています。
・覆面吟唱三友狐 三尾のミタマ
歌と詩と酒担当。
甘えさせてくれるお姉さん系。
男心が最後に欲するのはやっぱり安らぎよね。
良い音楽を奏でながら、極上のお酒を勧め、睦言を詩にのせて聞かせましょう。
という思考で復活したので、過去から現代に続く詩や歌を練習し続けています。
彼女の登場で今まで珠子だけが担当していた漢詩の発言者が増えました。
料理系以外の漢詩もこれで登場させることが可能です!
作者の頭は増えないので、頭はオーバーヒートです!
・褐色臍出随一狐 一尾のおタマ
気軽に話が出来る女友達担当。
戦場で肩を並べる女戦士系。
男心が求めるのは、背中を預けられるパートナーだろ!
という思考で復活した珍しい戦闘タイプです。
現代日本では戦が無いので暇を持て余しています。
やっぱ女戦士なら褐色ビキニアーマーだよね! という作者の趣味が入っています。
・一意専心一途狐 二尾のアタマ
純愛担当。
どこまでも男に尽くす一途ヒロイン系。
男心に必要なのは決して離れない一途な愛よね。
という思考を持っている、ちょっと怖い一面を持つ女の子です。
男に尽くすために、相手が気に入りそうなスキルや振る舞いを身に着ける学習型万能系。
彼女が二尾の玉藻と合体して四尾になっています。
阿環という名で彼女の正体がわかる方も多いと思います。
大悪龍王と違って検索するとバレバレです。
二尾と九尾で全部で11本! 最後に残ったのは一尾は黄泉の国に封じられています。
彼女だけ黄泉にいるのは、切り飛ばされて大嶽丸、酒呑童子と同じく宇治の宝蔵に納められた首だからという裏設定があります。
彼女は……エロ担当です。(なので登場しない可能性が高いです)
各話のやくたいもない解説
〇第十一章 探求する物語とハッピーエンド
・2019年2月3日
『はらだしと天邪鬼とナミダのかたおもい』
”はらだし”が天邪鬼に惚れる話はもう少し早く書きたかったのですが、ズルズルと引き延ばしていくうちに終盤になってしまいました。
また、このタイトルで寿司の業界用語に知見の有る方はオチが読めてしまうという事態に……。
実は初期設定で”はらだし”ポジションにいたのは瓜子姫で『瓜子姫と天邪鬼』という誰も救われない話を無理やりハッピーエンドしよう! という計画がありました。
ですが、試行錯誤した結果……、こんなん無理!
というか天邪鬼の性格と、過去に瓜子姫にした出来事があると、どうやっても瓜子姫が天邪鬼を好きになる要素がないじゃん!
(『瓜子姫と天邪鬼』には何パターンかありますが、どのパターンでもふたりを幸せにするのが難しい)
そうだ! 瓜子姫はなかったことにしよう!
というわけで”はらだし”ちゃんの登場になった次第です。
ちなみに、天邪鬼が”はらだし”を気にかけていたのは、作中にあるように行動と心の不一致を天邪鬼が気に入ったことと。
”はらだし”ちゃんが巨乳スレンダー安産型というワガママ天邪鬼ボディだからです。
・2019年3月中旬
『狐者異と恐怖のうどん』
前章のボスが仲間になるという展開は少年漫画ではよくある話で、本作もそれに倣っています。
せっかくキャラ付けした敵側を消してしまうのは惜しいですから。
”恐怖のうどん”のアイディアを考えるのはかなり苦労しました。
一方は”時価”と”手間”である程度固まっていたのですが、もう一方が決まらない。
あーでもない、こーでもない、メガ盛りで体重が怖いとか、二郎系のパクリで怖いとか考えていたのですが決め切れず、やっぱ明るく前向きにということで、己の成長が怖いという展開にした次第です。
ラストで珠子と赤好のお泊りデートの話に繋がる展開を入れたのですが、作者の頭ではすぐに話を思いつかず、その話を書いたのが少し先になってしまっています。
・2019年3月20~21日
『彼岸様とすかんぽ』
どこかで書きたかった、橙依があの日をもう一度を取得する話。
”すかんぽ”の地方名を持つ植物が虎杖と酸い葉であることを知っている人には、料理ギミックがバレバレだったのではないかとヒヤヒヤしました。
しかも、虎杖は難読漢字なのですが、某人気漫画のおかげで有名になっちゃってるし……。
何だか作者は話を書くたびにヒヤヒヤしてますね。
作者は基本的に好きな話の要素をこの百物語に詰め込んでいます。
少年が今日を彷徨って、明日への一歩を踏み出す話は大好物です。
作者が”すかんぽ”という単語を初めて知ったのは、実はTwitterにも上げた岡本あつこ先生の『すかんぽ印』なのですが、きっと誰も覚えていないかもしれません。
掲載期間が1ヶ月間という短期でしたから。
でも少なくとも作者の心には残る作品でした。
・2019年5月中旬
『刑部姫とポイズンクッキング』
オール黄貴一門総進撃!
今まで集めてきた臣下たちの能力を黄貴様が上手く使って敵を倒す話です。
個人的には個人の能力の歯車が上手く噛み合っていたかなと。
黴毒大王はかなりレアな”あやかし”で、最初は鳥居様が漢方無双する話でしたが、王である黄貴を差し置いて終盤まで鳥居様が大活躍する話は何だかなーと思って没にしました。
そしてやっと敵の全容(というか半容)くらいが判明!
元々の御伽草子の『玉藻の草子』では玉藻は2尾だったというのは知る人にとっては有名な話で、だったら二尾と九尾とタッグを組めば最強じゃね!?
そう思って蛇女房の話のラストから繋げる形にしました。
九尾のタマタマ(仮)の正体はバレバレなので、わかっている方は心の中にしまって下さい。
・2019年5月下旬
『アリスとハニーハント』
続、バレバレな話。
楊貴妃のライチ好きエピソードはとても有名ですが、その楊貴妃でも食べれなかったライチ食品や料理とは何ぞや!?
そう考えて作った話です。
現代基準の細菌管理された醸造環境も、西洋ミツバチじゃないと集められない単花蜜も唐代中国では不可能です。
よくある過去に転生して現代知識無双の話でも無理でしょう。
蘇軾先生の漢詩祭りは苦労しました。
漢詩は何とか見つけられるのですが、現代語訳がちょーこんなん!
しかも、その中には過去の漢詩の知識の引用が必要なものもあり、文献を読み漁ってやっと書き上げた話です。
万能で最強である太極の権能を持つ藍蘭でも、弱点や出来ないことはいっぱいあって、そこをアリスと一緒にラブラブ天驚拳な展開で乗り越える話は書いていて少し恥ずかしかったですが楽しかったです。
・2019年6月中旬
『塵塚怪王と塵を称える料理』
きっと誰も覚えていなかったでしょう。
実方雀のお話で蒼明と珠子が約束した伏線がやっと回収できました!
珠子があっさり裏切ったのは話の都合……、ではなく、珠子は仕事とプライベートが天秤にかかると、プライベートを優先するという心があるからです。
そこらへんの珠子の信条や信念をもっと書いていればよかったと後悔しています。
久しぶりの料理対決は書いていて少し楽しかったです。
前作『超絶! 悶絶! 料理バトル!』でも書きましたが、小説で勝利勝負を書くのは難しいっ!
味の優劣を文章で表現するのが難しいからです。
なので、本作も含め、あやかし料理物や異世界料理物は、人間にとっては普通の料理でも、それを知らない”あやかし”や異世界人がそれに驚いて、心の中で食レポを始めるという展開が多いのだと思います。
だけど、100も物語を紡ぐと、味の表現ではなく、ロジック思考で勝敗の決する料理勝負を書いてみたくなるもの。
それで”塵を称える料理対決”となりました。
個人的にこの話の勝敗の付け方は気に入っています。
・2019年7月上旬
『湯田の白狐と花咲く料理』
なっげぇよ!(約1年ぶり)
やっとお泊りデートの話を書くことが出来ました。
でも、作者の頭は恋愛小説を書く能力に乏しいので、
『デートとは男と女の対決ではなく、料理対決である』
という明後日の展開に!
中華に花を模した料理は大量にあるのですが、その3つを一挙公開! 開水白菜! 牡丹燕菜! 荷花酥!
しかも動くギミック付き!
中華料理の歴史とそのバリエーションの広さには感服します。
Twitterにも上げたのですが、荷花酥を作ってみた感想としては、作るのは比較的簡単! でも手間! 食べるのは一瞬! でした。
本当は通販で手に入れたり、中華街で食べたりしたかったのですが、それが見つからなくて久しぶりに『超絶! 悶絶! 料理バトル!』の時を思い出しながら自作しました。
そして終盤に向けて話が動き出します。
あの話はどこへ行ってたんだよと作者も心でツッコミ続けていた菅原道真様(防府Ver)が登場!
微妙に優柔不断な心を見せる赤好の恋の行方は!?
・2019年7月14日 朝~夕方
『斧沼の姫とエビチリ』
パクリじゃないもん! 泉から女神が出てくるのは日本のオリジナルだもん!
イソップ物語が本格的に導入された明治時代は斧沼の姫の話の後だもん!
イソップ物語の『金の斧』で泉から登場するヘルメスを女体化したのは日本人の性癖だもん!
……なにやってんすかご先祖様。
という茨木県に伝わる斧沼の姫の話です。
誰が知ってんのかよと思えるくらいドマイナーな”あやかし”ですが、彼女の登場を心待ちにしていた読者もいるでしょう。
……いるよね?
そして動き出す敵! 物語は終盤へ!
最後に珠子に電話をかけて来た”あやかし”の正体とは!?
それは作者だけが知ってい……忘れちゃいました。
さて、今後の展開ですが、ついに玉藻との決戦が始まります。
”全ての鬼の支配者”たる協力者とは!?
さらに封印から解かれた、もうひとりの緑乱の存在!
天神様の依頼と八稚女の行方はいずこ!
……ちょっとキャラが多すぎませんか?
ま、これくらの数、未来の作者なら簡単に書き切れるでしょー!(丸投げ)
明日は我が身だよ……。




