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作者: 華井夏目

 私は本物の屑だ

 何もせずにこうして下らない書き物とすら呼べない物を意味もなく残している

 何の取柄もないのに

 何の才能もないのに

 ただの独りよがりと、承認欲求の為に

 莫迦みたいに馬鹿で無意味な物を書き続けている


 私はどうしようもない屑だ

 こんな事をしても何の意味もない

 こんな事をしても誰かが私を顧みてくれるはずもないのに

 また私は意味もなく言葉を連ねる


 私はどうしたかったのだろう

 私は何がしたかったのだろう

 諦めたものを今になって拾って

 拾ったそれをおざなりにする


 自分には才能があると天狗になって

 批判されればどうしようもなく激怒する

 「そんな訳ないだろ」と


 私は屑だ

 屑籠の中に入れられて燃やされるだけのただの塵芥

 私はそれだけの存在だったのだ


 だから


 こんな必要のないものは

 消してしまわなければ


 くしゃくしゃに丸めて


 ビリビリに切り裂いて


 燃やしてしまわなければ


 こんな不潔で有害な屑ゴミは

 この世界から抹消してしまおう


 ここから、放り投げて


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