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解答篇
A:世の中には、暗闇になると色が変わったり、水に濡らすと模様が浮き出たりするグッズが多く出回っています。犯人が犯行当時着ていたシャツは、一見すると無地のシャツですが水に濡れるとボーダーの模様が浮き出る作りだったのです。犯人が傘もレインコートも持たず、わざわざ土砂降りの雨の中を逃走したのは、万一目撃されても服の印象が変わり捜査をかく乱できると考えたためでした。
【作者より一言】
そもそも、犯行当時着ていたシャツは真っ先に処分するでしょうが、念を入れるに越したことはないですね。完全犯罪を目論むのならば。




