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解答篇
A:犯人は、酒盛りの後部屋に戻った赤木に電話をかけ、「酒宴のとき、食べ物(飲み物でも可)にこっそり毒を仕込んだ。助かりたければ、部屋に隠してある解毒剤を飲むことだ」といった嘘を吹き込んだのです。そして、解毒剤と見せかけた毒薬を被害者自ら服用するように誘導。そんな方法を実行できるのは、被害者が死亡する直前まで電話をしていた那須野にほかなりません。酒盛りのときメンバーに怪しげな動きが見られなかったのも、すべて那須野のハッタリと考えれば当然のこと。「私」の推理をもとに警察が捜査した結果、赤木が金を借りていた相手は那須野だったことが判明し、事件は無事解決を見たのでした。




