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解答篇
A:イギリス暮らしの経験があった被害者は、当然使っていた英語もイギリス英語と考えられます。イギリス英語では、noteは文房具のノートではなく「紙幣」を意味します(banknoteとも言う)。ゆえに三宅巡査は、被害者が「紙幣」のワードで何かを伝えようとしていた、と考えて被害者の所持品から財布を探し出し中身を検めたのでした。
【作者より一言】
今回のネタは、「ネクタイのストライプ柄の向きはイギリスとアメリカで違う」という雑学から思いつきました。イギリスのネクタイは、ストライプの向きが向かって右上らしいです。ちなみに、三宅巡査は学生時代にイギリスへ留学した経験があります。




