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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

初恋の

作者: 有朱

強気で活発でカッコいい子だった。

まだ忘れることが出来ない。

悔やむのは、再会の約束をしなかったこと。

ふわり

そうやって鼻を何かの香りが掠めた

大好きな香りだ

あの子を思い出すから

金木犀の香り

あの子が大好きだと言った香り


あの子は元気にしているだろうか

もう何年も会ってない

少しずつ大人に近付いて

少しずつあの子を忘れていく

あの子と手を繋いだ

その記憶さえ定かでは無く


いっぱいに香りを吸い込んで

窓から差し込む夕日に手を染めて

それから街行く子供たちの笑い声を聴いて

放課後一緒に居たあの子を思い出す


私の初恋はあの女の子の笑顔でした。


窓をそっと閉めて

香りは途絶える

それでも泣いてはいけない

孤独な同胞のために

思い出のために


いつかまた出会える日の為に




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― 新着の感想 ―
[良い点] これ読んだ後に他の詩も読みました。 綺麗ですね。
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