プロローグ
はじめて投稿してみました。
空が遠ざかっていく―――
というか、学校の屋上から落ちてる最中だ。
えっと、何が起こってる?
大丈夫だ、まだボケるような年じゃない。
ピチピチの17歳で名前は 秋宮 京
いつもどうり7時に起床して、学校に来て、模試が返却されて、全国6位だったんだ。
そうそう、さすが天才理系女子とか言ってからかわれた。
昼休みに、友達の由利と麻子と一緒に屋上で弁当を食べてた。
そのまま鬼ごっこになって、わたしは屋上の柵にもたれ掛かった。
そしたら柵が外れて墜ちちゃったんだ。
由利と麻子の声が聞こえる
さっきしてた会話が思い出される。
あ、もしかして走馬燈とかいうやつかな?
『あーあ、みやちゃんは全国模試6位かぁ・・・。才色兼備も甚だしいわー』
『ちょっとそれは大袈裟なんじゃないかな?麻子だって美人さんだし、わたしは普通だよ』
『いやいやー。みやには妖しいかんじの美人オーラがでてるのよ。妖気みたいなのが』
『ちょっ、由利。わたしは妖怪ですか』
『うん。1000年ぐらい生きてる妖怪だって言われても信じるね』
『激しく同意する』
『ちょっと2人共っ!』
で、2人を捕まえようとしたら逃げられて、鬼ごっこに発展したんだ。
てか、絶対死ぬよね?
なんか今すごい冷静だけど、絶対絶命じゃん。
あぁ、短い人生だったな。
まだ、やりたいことがいっぱいあったのにな。
ものすごい衝撃が背中を走り抜け、意識が途絶えた―――