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神々の使徒  作者: 黒杜
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1章・同居人④

「------紫苑様」


意識の遥か彼方から、弦楽器のように落ち着いた響きをもつ声が響いてきた。

その声の心地よさに、紫苑は寝返りをうちながら鼻から大きく息を吐いた。


「------紫苑様。

夕食の支度が整いました」


ぼんやりと目を開けると、微笑んだ相模の顔が間近にあるのに気がついた。


「っ!------うわあ!」


ベッドから跳ね起きると、相模は丁寧に一礼した。


「おはようございます。

よくお休みになられましたか?」


「あ、うん」


紫苑が頷くと相模は満足そうに笑みをたたえる。


「夕食の時間となりましたので、失礼ながら起こさせて頂きました」


「今何時?」


大きなあくびをしながら尋ねると、時計を見ることなく相模は答える。


「六時三十一分です」


屋敷に着いたのがちょうど三時頃。

ゆうに三時間は眠っていたことになる。

紫苑は眠い目をこすりながら、相模に言う。


「行こうか」


「はい」


そうして二人は部屋を後にした。


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