4話 それでも事故だと言い張るのか!
よろしくお願い致します。頭の中でも画像変換すると、楽しくなれると思います、文字だけではなかなか表せなくてすみません。
朝。
オフィス。
異様な静けさ。
「……で、結局どうなったの?」
「また死んだ」
「どっち?」
「どっちもだよ!!」
線路の男
川の男
「いや意味わかんねぇよ!!」
別の男が真顔で言う。
「つまりだな……」
全員が見る。
「1人は列車に轢かれて、もう1人は川で溺れた」
「知ってるわ!!」
「違う違う」
ドヤ顔。
「同時多発的に不運が起きたってことだ」
沈黙。
「……バカ?」
「いやマジで。最近そういうの多いだろ」
「ねぇよ!!」
上司が呼ぶ
「お前ら!会議始めるぞ!」
みんなビックリした顔、
「会議なんて入ってなかったよな?」
「入ってないよ」
恐る恐る会議室に向かう。
会議室
上司が立っている。
「いいか、よく聞け」
全員、重い顔。
「これは“事故”だ」
即反論
「いや無理ありますって」
「うるさい!!」
机を叩く。
「会社の責任問題になるだろ!!」
本音出た
「だから事故だ!!」
やはり即反論
「でも骨折してるんですよ!?」
「転んだんだろ!!」
「転んだだけで?!!」
「……カルシウム不足だ」
沈黙。
「いやそれで全部いくの!?」
別の社員
スマホを見ながら。
「いやでもさ、マジで“呪い”とかじゃね?」
全員「……」
「だってあの席の人、死んだじゃん」
「やめろって」
「いや俺さ、見たんだよ」
空気が変わる。
「……何を?」
「椅子」
沈黙。
「動いてた」
「は?」
「マジで。コロコロって」
一瞬の静寂。
上司
「……疲れてるな」
その夜
残業。
「怖いな……」
「……帰りたい」
1人の男。
「もう知らねぇよ、事故とか」
立ち上がる。
その足元。
コロ……
「……あ?」
椅子。
「お前かよ、噂の」
近づく
「動くんだろ?やってみろよ!」
軽く蹴る。
「ほら」
沈黙。
「……なんだ、ただの椅子じゃな——」
ガンッ!!!!
「いっっっっ!!!!!」
膝に直撃。
ゴキッ
「うわああああああ!!」
倒れる。
「ふざけんな!!誰かやってんだろ!!」
周りを見る。
誰もいない。
「……は?」
椅子が近づく。
「来んなよ……」
ガッ!!
腕。
ゴキッ
「やめろぉぉぉ!!」
椅子が止まる。
ゆっくりと——
体を起こす。
「くそ……!」
そこへすかさず後ろに回り、
後ろから押して、
座らされる。
「動くな……!」
椅子が後ろへ倒れる。
「やめ——」
ガンッ!!
前へ。
顔が机に叩きつけられる。
さらに——
壁へ。
ドンッ!!
ゴキッ
足。
反対側。
ゴキッ
腕。
完全に椅子に乗っているだけ、
エレベーター
ズル…コロ…
「やめろ……」
ボタン前。
椅子が後ろへ。
「……やめろぉ」
バンッ!!
顔でボタンを押す。
ピンポーン
ボタンに血がつく。
ドアが開く。
中へ。
下降中。
鏡。
その背後。
誰もいない。
なのに——
椅子がわずかに動く。
カタ…カタカタ…
「なんなんだよお前ぇぇ!!」
外に出る、
もちろん夜。
「助けてくれ……」
椅子が止まる。
静寂。
そして——
カタカタカタカタ…
回る。
「それやめろぉぉぉ!!」
翌日
警察署。
「……ありえないな」
資料を並べる。
「全員、骨折している」
「しかも複数」
「転落、列車、溺死……」
「全部、状況がバラバラなのに」
沈黙。
「共通点は?」
「……同じ会社です」
「おかしいな」
オフィス
誰も笑っていない。
誰かが言う。
「……もう無理だろ」
「事故じゃない」
「じゃあ何だよ」
沈黙。
その時。
コロ……
全員の視線が落ちる。
黒い椅子。
ゆっくりと、動く。
「何してる?」
「仕事しろ!」
上司だ……
4話読んでいただきありがとうございます。
少し駆け足で書いてしまっていますが、言葉足らずでしたらすみません。




