第2話
俺はいつもより早く家を出た。
理由は言うまでもなく石沢姉妹だ。
彼女たちは不定期に俺と登校時間を合わせてくる。毎日来ないのは葵が由衣を引き留めているからだ。まじ感謝!
だが由衣が朝っぱらから絡んでくるときは確実に一緒に登校してこようとしてくる。だから俺は早めに家を出たのだ。
なんでそこまでして一緒に登校したくないのかって?
それは石沢姉妹が美少女すぎるからだ。
俺たちが通う荒波高校は中高一貫校でありそこそこに人も多い。そんな高校で有名なのが石沢姉妹だ。
芸能人顔負けレベルの整った顔に、学生とはとは思えないスタイル。これで有名にならないわけないよね!
そしてそんな彼女たちと歩くおれ.........うん、どう考えても似合わない
一緒に登校するときは毎回嫉妬の視線が飛んでくる。たまに殺意感じるときもあるんだよ?やばいよね。
とまあそんな感じの理由で俺はあいつらとの登校を避けている。
そんなこんなで学校についた俺はSHRが始まるまで時間があるのである場所に向かった。
図書室だ。
あまり知られていないが朝早くか図書室が開いている。なんでそんなことを知っているかって?
それは前に同じように早めに学校に来た時暇すぎて学校を散策していたら見つけたのだ。
俺は学校唯一の憩いの場である図書室に足を踏み入れた
「あ、赤崎くんおはようございます」
挨拶をしてきたのは最近ここで知り合った『藤沢 栞』だ
「おはよう藤沢さん」
藤沢さんは2年生で髪が長く、前髪が少し顔にかかって、内気な性格をしている、完全に文学少女だ。
「前おすすめした小説どうでしたか?」
「うん、あれすごい面白かったよ。俺が好きなタイプの小説だったよ」
「そうですか!それはよかったです!」
そう言って彼女はニコニコとほほ笑んだ。小動物的なかわいさがありいつまでも見ていたいなーと馬鹿なを考えていると
「赤沢君が好きそうな本を見積もったんですが、聞いていただけますか?」
彼女はそう言って上目遣い&首傾けで聞いてきた。
俺は子犬みたいでわしゃわしゃ撫でたいなぁという欲を押し殺して彼女の話をSHRが始まるまで聞くのだった。




