表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

9/12

4-美月 夢見心地

 またちょっと説明描写みたいになってしまいました。すいません。前回、ドキドキ展開作ると言っておいて。


 名前だけですが、一気に登場人物が増えます。


 今はまだ全然関係ないですが、今後登場する人物もいますので、読んでいただければ嬉しいです‼︎

夢を見ていた。私にとってとても幸せな夢。







推しが私の隣の席にいる夢。






 推しがいる人なら判るだろう。こんな幸せな夢なかなかないよね。だって推しが同じ学校に通っていて、同じ学校の制服を着ていて、隣の席に座ってるんだよ‼︎⁇



あぁ、、、尊い、、、。




 多分、寝る時にこのアーティストの音楽を聞きながら寝落ちしたからだろうか。










 超大人気高校生ロックバンド 『Ωkeanos(オーケアノス)

彼らは、高校3年生の17・18歳のみで結成されたバンド。つまり同級生なのだ。



 ボーカルの Y’u-(ユー)を筆頭にベースでリーダーのsun~skey(シュンスケ)、ギターのRayki(ライキ)、キャプテンでアコギのKanata(カナタ)、ピアノの2:say(にセイ)、ドラムのShin(シン)、DJ のLeo(レオ)、の7人で形成されている。

 ロックバンドとしては人数が多いと思うが、これがまた素晴らしい科学反応を起こしている。

 それに加えて、7人全員がそれぞれ個性を持ち、みんなカッコいい。メンバー全員がカッコいいなんて、ジャニーズとかのアイドルだけだと思っていた。このバンドに出会うまでは。



 このバンドの魅力を語るとすれば、メンバー、曲、ヴィジュアル(V系ではない)、演奏、歌声、パフォーマンス・・・と、挙げればキリがない。


 ボーカルは「天性の声」の持ち主と呼ばれ、こんなに有名で人気なのに、誰もモノマネできる人がいない。プロでも難しいダウン連を得意とするベース。ギターとアコギのハモリ。ピアノとキーボードの二刀流。「千手観音」と呼ばれる天才のドラマー。音響と共に、その場で照明や演出すらも操るDJ。高校生とは思えない天才達の集まりだと呼ばれ、ほかのバンドが羨むほどなのである。




 彼らが大きく注目されるようになったのは5年前。まだ中学生の時代である。

 それこそ、中学生でバンドをやっていると言う事自体が話題性を呼び、なおかつプロ級のしっかりとしたクオリティがあったからだ。

バンド自体は小学3年生の時に活動を始めたそうで、本当信じられないくらい珍しい。


 小学生でバンドなんかしてる奴普通いる⁉︎(笑)


 それも、7人全員が作詞作曲ができるので、とにかく世界観とジャンルが幅広い。

 ハードロックやバラード、ダーク系、ボカロ風。ジャズやポップ、ファンタジーからエロティックまで。全英詩の洋楽っぽいのまであるため、聴いていて飽きることがない。




 そしてもう一つ、驚くべきことを言うとするなら、彼らは全員、顔出しをしていることだ。多少の化粧などはしていると思われるが、それでも全く隠さず公開されている。


 もちろん、本名は明かされてないのだが、ネット上では、



「こんな高校生がいたら、周り気付くだろw」


「なんで身バレしないんだ⁉︎」


「たしかに。本当は学校行ってないんじゃね?」


「いやでも、中学までは義務教育だから行ってるだろ。今は知らんけど。」


「リアルな話稼いでんだろうな。俺だったら高校行かねぇわ笑」


「でもさすがに(かよ)ってるでしょ。じゃなきゃこんな頭良さげな深い歌詞、普通書けないぞ。」


「でもだとしたら気付くだろ。こんなイケメンカリスマ7人組。」


「うちの学校にいたら召されるわ笑笑」



といった感じで、学校に「通ってる」「通ってない」のイタチごっこが毎回行われている。




 ・・・そう。彼らはどこかの学校に普通の高校生として通学しているのだ。これは公式ファンクラブのホームページで公言されているので間違いない筈だ。








 そして、今。夢のような夢を見ている。

 その7人がうちの学校にいる。Y’u-様(←一番の推し)が隣の席。そしてその机を取り巻くように集まる他の6人。


 うちの制服着てるよ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎


 やっば。リアクションが完全にオタクのそれだ。あたし。


 冷静になった瞬間に私は気付いてしまう。


 あゝ。これは夢なんだと。




 そう思った刹那、完全に意識は現実に引き戻されてしまった。もっと見ていたかったな。





 なんだろう?このちょっとゴツゴツした感触と甘い匂い。


 ゆっくり瞼をうっすらと開けてみる。




 (へ?)




 優斗君の顔が今にも触れそうな距離にある。


 一度瞼を閉じて状況を脳内でイメージする。




 (まず、何であんな近くに優斗君の顔が⁉︎)


 (そして頭の左側に感じるゴツゴツした感じ。)


 (この匂い。。。)







 間違いなく彼の肩に寄りかかってますね〜‼︎‼︎私‼︎‼︎



 どうしよう‼︎顔が近くて、焦ってとりあえず寝たふりしちゃったけどこの状況どうしましょう⁉︎


 あんな至近距離でも肌綺麗でカッコよかっt……




 って違う‼︎違う‼︎


 何考えてるの私‼︎


 寝たふりしちゃったせいで起きづらいよぉ〜・・・


 さっき折角いい夢を見たのに、一気に忘れました。



 急激に上がり続ける心拍数。



 誰かこの状況の打開策を教えてください。


 高、中学生バンド。小学生でバンド始動。普通ありえないじゃないですか。笑

 でもちゃんとした理由と裏付けもあるので、その話は気長に待っていただけるとありがたいです。納得できる話を頑張って書きますんで。今後。(いつになるかな?笑)

今後とも応援よろしくお願いします!



 あっ、

 ちなみに彼女はオタクではありません。ファンで推しではあるけど。なんて言えばいんでしょうかね?笑


『限りなくオタクに近い大ファン。』



とでも言っておきましょうか。笑

でもそれもうオタクですよね笑笑




・・・美少女がオタクだっていいじゃない‼︎


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ