ゴッド参上!勇者は影が薄いもの
【視点 創造神】
「まさかまさか、謎の人物として登場して、すぐ名前をばらされるとはのう…」
ミステリアスな雰囲気を出しつつ、ワシが偉い人じゃとバーンと初登場が…
異世界に召喚される物は、召喚される時に神の住む世界である…ここ神界に通されるように割り込みを掛けておる。そして様々なスキルをプレゼントして、せめて死ににくいようにするのが流れなのじゃ。
いや、そうしないとさ。勇者召喚何て言うけど、実際は別の世界からの拉致監禁じゃよ?
ワシそう言うの見逃せ無いからのう。
まぁ、普段はスキル神に任せておるのじゃが、今は仕事に使う道具のエネルギーが無くなって充電中で暇……
もとい手が空いておるし、ワシ自らスキルをプレゼントに来たのじゃ
「ふむ、待ってよ」
ワシはスキル神の部屋の前でドアノブに手を掛けて止まる。
今までのパターンだと、一二三君に邪魔されおったからのう…
良し、ここは勢いよく中に入り同時に神様オーラ全開で、威厳ある登場シーンで行こう!決めたなら行くぞい!
「ふはははは創造神とうzyoふじ子とゃーん」
スキル神め…入り口の目の前に、本棚を設置しおって、勢いよく入ったからぶつかって全身打撲じゃよ!
スキル神は減給じゃな!!!!
「良くも俺のビッグマグナムを蹴りやがって!俺の股間のダメージの原因は此方だ」
ふむ、股間に飛び蹴りを受けたダメージから、復活したのじゃろうな…
ワシが当たった本棚を変態が殴りおった…お陰さまで外の通路まで吹き飛んだ本棚と壁にワシ挟まれたのじゃよ…
「ぬぉー私の執務室の入り口が本棚で、拡張されたぁぁあ」
いや、入り口の前に創造神潰れてるから…ね…
君の上司だよ?半年は減給にするからね?
「江口君の拳から、炎が出てたけど、もしかして彼も所謂チートなのか?」
「えぇ、まだ目覚めて無いけど勇者である華田君も、今の怒りで新しい能力に目覚めたエロスもチートね。神様達もいるし、
この中ではワトソン君が唯一普通の人間かな?」
ねぇ?一二三君貴女、気付いてるよね?今、神様【達】って、言ってたしね。
気付いてるなら壁と本棚に挟まれてる神様を助けて?
というかのう?普通の人間は、車以上の早で走れたり、車を投げ飛ばさないよ?
はい、こんにちは、相変わらずノリで生きております。読んでくれてる人が一人でもいることに感謝しながらも思い付きとノリで生きてます