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ストーカー上等!惚れた女を異世界まで追いかける  作者: タナバ
ストーカー上等!とりあえずストーキング準備で魔王を倒す
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ストーカー上等!人力車で異世界まで向かう

初めまして病み部【やみなべ】です。

初めての投稿でノリと思い付きで動いております。

【視点???】

物語とは、完結しない事がある。だが終わりが無くても始まりは有るものじゃよ。

ラノベと言う物語があるが、その物語の開始は大概は主人公が走る所から始まる物が多いと思う。

この物語もお約束通り見た目七歳位の小さな女の子と間違うくらいに可愛い黒髪の少年が、高速道路で五台の車に追われる所から始まる。


まぁ、少し普通の物語と違うのは少年が百キロは越しそうな人力車を持ち時速120キロ程の速度で車から逃げておる事かのう?


えっ?間違いだろう?

いやいや、人力車の柄を握って引いておるように傍目には見えるが車輪は回っておらんし、人の目には分かりづらいが、数ミリ浮いておるからのう


ワシや少年が誰か?ワシは偶然この物語に気づいた謎のナレーションじゃな。

少年は神楽坂 結城【かぐらざか ゆうな】どこにでもいるような普通の少年だった男の子じゃな。


おっと、話をしてる間に展開が変わってきたのう


「何をしてやがるあのガキをとっとと引き殺せ」

車の中にはそれぞれ運転手を除いて三人ずついかにもヤの付く三文字の職業してますよと言う人相の男達が乗っておりその内の一人が叫ぶと車は加速し人力車目掛けて突っ込む


「全く単細胞ね…後ろから突っ込んで来るわよ」

少年が引いてた人力車の中から、声が響く。

人力車の中にいたのは、

斜斗 一二三【ななと ひふみ】自称イギリス紳士で名探偵。腰まで伸びた白髪と鹿討帽を被った名探偵と見た目で分かる格好をしておるのう


一二三が読んでいた本から目も剃らさずに呟き近くにあった箱の中身を取りだそうとしていると、結城は人力車を右手一本で持ったままゆっくりと横に人力車を移動させ、一度立ち止まり、空いた手を後ろの車にむける


「時間が無いのに邪魔しないでくれよな」

車が結城を引いたと思うと壁にでも衝突したかのように運転席から車は潰れて行き、ボールでも掴むかのように潰れた車を持ち上げ、

別の車へと音を置き去りにする速度で投げつけた。


夢のような現実を置き去りにした光景の中、本を読んでいた一二三は、人力車から乗りだし箱から取り出した拳銃を続けて三発放つ。


「俺らから奪い取った拳銃か?」

その拳銃を見て、素人の女が当てられるはず無いとバカにする運転手の目の前で、ガラスにヒビが入り吸い込まれるように銃弾が、同じ箇所に当たりガラスが割れ三発目が男の額に当たり操作を失った車はまるで決められていたように残りの車を二台を巻き込み、高速道路の下へと落ちていく


「まさか、いつもの訓練で事務所に乗り込んだ日が、あの日から待ち望んだ日とは着いてなぁい」


「後115分と52秒しか無いから…喋ってる暇があるなら走って…ここからは更にアホが増えるから」

結城が人間とは思えない力を見せたのが信じられないくらいに可愛らしい声で呟き、それに対してまるで修羅場を越え続けた歴戦の戦士のように一二三が答える。


えっ、ワシ?ワシは部下にこの二人の資料を集めてもらい。なんと言うか現実かどうかこの様子を見ながら別の部下に頬を叩いて貰っていたのう


しっかり痛かったのじゃ

と言うか世界を狙える右じゃったな

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