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荒廃した街で、退廃した俺たちは  作者: つくたん
はじめに
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用語集

<用語集>


【ヴァイス】

白い悪徳(ヴァイス)と呼ばれる、国を牛耳る秩序維持組織。それなりに汚いことも堂々行っているので維持しているのは治安ではなく裏社会なりのルールという意味で秩序。安全な壁の中に住む政府や貴族等々の公認を非公式ながら受けている。

表向きは秩序の維持だが裏では武具と魔力持ちを集めている。集めてどうする、どうなるに関してはあまり深く設定されておらず、能力者が武具を扱うための正しい知識を教えるという目的で武具の収集、魔力持ちの保護にあたっている。

所属員はその能力に応じて一級から五級まで振り分けられ、個々の実力に合わせた各自任務が発動されるというシステムを採用している。所属した時点で最低限居住と仕事が保証されるので、保証目的で加入を希望する人間も多々いる。


【壁】

"大崩壊"およびその後の国家同士の合併による軋轢から、政府や貴族等の支配者が首都であったところに建設して作り上げた絶対安全地帯。仕切る壁そのものではなく、壁の中の絶対安全地帯も指す。

厳しい警備が敷かれており、荒区の人間はどうあっても立ち入ることが出来ない。また、壁の中で一体どんなことが行われているのかも知ることが出来ない。完全に隔絶された都市。


【巨大国家】

名称なし。元は大陸の片隅の小国だったが、"大崩壊"を機に近隣国家と併合を繰り返し、いつの間にか大陸ひとつ丸ごと国になってしまった。他の大陸や国との国交なども途絶えている。

合併により文化も人種も混ざり合い、争いが絶えなくなり貧富の差が拡大し、治安が悪化した結果、壁の中以外は荒区となってしまった。

このような有様なので行政などはない。学校も病院も民間が運営。かつて行政があった頃の名残で各地域は区で区切られており、住民は住所を示すのにそれを暫定的に使っている。


荒区(こうく)

巨大国家のうち、壁でないところ。壁に遠いほど治安が悪くなり、最外周付近は殺人、強盗が横行する無法地帯。1~400区まで存在しており、1区ひとつがひとつの街といっても過言ではない広さ。



【"大崩壊"】

魔法というものを遺物にしてしまった大災害。1000年前に起きた。

良きものも悪しきものもすべてが吹き飛んだと言い伝えられている。

原因は不明。"大崩壊"以前にはあって当たり前なほど豊富だった魔力が完全に枯渇してしまうほどの「何か」があったとしか判明していない。


【"灰色の賢者"】

"大崩壊"以前から世界に存在していると伝えられる名前も素性も不明の女性。そんな昔から存在が伝えられているため、すべてを知ると言われている。"大崩壊"の発生にも関わったと噂されているが真偽は不明。


【武具】

魔法があった時代、魔法を発現させるために使用されていたもの。装置と動力の装置の側。どんなものでも銀の装飾品、あるいはそれを模したもののかたちを取る。なおただの装飾品との見分けは不可。

魔法が失われた現代では製作が不可能で、骨董品しかない。

これに魔力を流し込むことで魔法を発動させる。炎や氷を生み出すといった典型的な「魔法」から、剣や弓などの武器そのものに変じるもの、人ならざるものを召喚し使役するもの、時間や空間に干渉するものの4つに大分される。


【魔力】

魔法があった時代、魔法を発現させるために使用されていたエネルギー。装置と動力の動力の側。武具に魔力を流し込むことで魔法が発動する。個人によって波長や属性に違いがあり、武具と魔力の波長が一致していないと武具を持っていても発動不可能。


【魔力持ち】

魔力を持っている人間のこと。通常の人間と見分けは不可で、通常の人間がある日唐突に魔力に目覚めることで魔力持ちが判明する。なお魔力の覚醒には大惨事や大事故が伴う。


【"零域(れいいき)"】

一時期流行した肉体強化薬。錠剤。服用すると脳の制御を外れて文字通りの怪力を発揮するという効果。

「魔力持ちとそうでないものの差異を零にする領域へ」という謳い文句で魔力持ちへの対抗手段として作られた。

決められた服用量以内なら自然に分解され後遺症は残らないが、多量摂取すると肥大化した筋肉によって化物と呼ぶしかない異形に成り果てる。この副作用を危険視したヴァイスは"零域"を取り締まり破棄した。



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