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猫娘のVRMMO  作者: ざらめ兎
8/14

8.ぷるぷる(………!?)

お久しぶりです!!仕事で異動になり忙しさにハイテンションを維持しなければ~鬱になりそうなざらめ兎でっす!!


今回のお話で主人公がようやく冒険に出ます!!さ~ら~に~♪先週の分を含めたのでいつもより長めです!!


ではではぁ(^-^)/最新話をどうぞ!!お楽しみ下さい!!

――――――――――――――――――


「さっ!着いたよ!此処が、あたしのオススメさ!!」

(`∀´)/


(うぇっぷ…ぎ…き゛ほ゛ぢばるぃ~…)


 あの後、首根っこを掴んだバルムンクさんは店から飛び出して私を片手に軽々と持ち上げたまま物凄い勢いで走り出した。その勢いはまるで、"暴れ馬"の如く、私は為す術無くたなびく旗のように振り回され…道の隅の方でえづくのだった…オェッ…

…。(;´-д-`)


―――――――――――――――――――


「ゴ…ゴメンよ…大丈夫かい?」


「オェッ…だ…大丈夫………です…それ…それより…」


「あぁ、此処は"快媛隊"っていう…まぁ…何でも屋…かねぇ~」


 バルムンクさんはそうやって私の首根っこを掴んで店の中に引き摺り込んだ…。


――――――――――――――――――


「い~らっしゃ~い!!アハハハハアハハハハ、武器でも防具でもはたまた戦車ですら金さえもらえりゃぁ売ってやるぜよ!!アハハハハアハハハハ!!」


 店に入ると天パのグラサンが笑っていた。


「アハハハハアハハハハ、おんしらぁ何を買いに来たんぜよ?」


「よぉ、カツマ。今日はこの子の防具を揃えに来たよ!!」


「アハハハハアハハハハ、えらいめんこい子ぉじゃのぉ!よぉし!わかったきにこの子ぉにピッタリな装備、今持ってくるぜよ!!アハハハハアハハハハ!!」


「良かったねぇ。カツマの見立ては確かだからねぇ。それに、カツマは異邦人で鍜冶師としても優秀らしいしねぇ。」


 異邦人………?


「異邦人って…何ですか?」


「( -_・)ん?…あ…あぁ異邦人ってなぁねぇ、他の世界からこの世界の神様達が、連れて来たっていう連中のことさ。姿形はあたしらみたいなのから、魔物まで色々らしいけどね…ただ魔物って言っても姿形だけであたしらみたいに言葉を喋るから、判別は楽なんだそうだけどね…んで、あたしらに神様達からお告げが有って…異邦人は神様達が招いた客人だけど、悪さをしたら容赦しないでぶちのめせ!!って感じだったような?異邦人達は自分たちを"プレイヤー"って言ってたかねぇ?」


 と、この世界に神様が複数いることやプレイヤーの設定など色々と重要そうなことが、バルムンクさんの口から出てきた…。


「へぇ~私達そんな扱いだったんですか~」


「( -_・)ん?……私………"達"?」


「えっ?あぁ~言ってませんでした?私もプレイヤー…異邦人ですので♪」


「あぁ!なるほどね♪………………………………………………………………………………はぁあああぁ!?」


――――――――――――――――――


「はぁ~なるほどね…あんたも異邦人だったのかい?」


「アハハ(^ω^;)すいません…とっくに言っていた物だと…」


「いや、まぁ異邦人だったとしても心配なのは変わらないしねぇ~♪」


 と、バルムンクさんと話していると…


ドバーン!!シュッ!!ズドン!!


いきなり、閉まっていた奥の扉が激しい音をたてて蝶番ごと()き(・)()ん(・)だ(・)そして凄い勢いで何かが(…)飛んで来た…。


「グッ…ゴホッ…アハハ…ハハ…何を…するかぁ~…ツラぁ~」


 パラパラ…と、欠片が零れ落ちるなか埃の中から聞こえて来た声は…先程奥に装備を取りに行った…カツマさんだった…。


「ツラじゃない!タツラだ!!」


 後ろから聞こえた声に振り向くと、黒髪のストレートの美人がいた。


「何を見ている!そうか…貴様も其奴を殴りたいのか…わかるぞ、その気持ちは…。」


 うんうんと頷きながらその美人はとんでもないことをぶっちゃけた。


「何せ、其奴は貴様に水着より露出の激しい装備を進めようとしていたからな。」


「えっ?」


「因みに、その装備はこういう物だ…。能力面は優秀なのだがな…」


 そう言って見せてくれたウィンドウには……。極端に布面積の少ない………白いビキニのような装備だった…。







 私はにこやかに微笑み、握りしめた拳を壁にめり込んだカツマさんの鳩尾に全力でぶちこんだ。何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も繰り返し…………………………










「タツラさんでしたか♪カツマさんのことを止めて頂きありがとうございました♪」


 …と、振り向くとバルムンクさんは青ざめて少し震えながら、タツラさんの後ろに隠れ…盾にされたタツラさんは、「ヒッ、お…お助けを…!?」と…なにやら、怯えていた………………………ナンデ( ・ω・)??










「いやぁ~効いたぜよ!!中々いいもん持っとるのぉ~アハハハハアハハハハ♪」


「何で、あれだけヤられていたと言うのに貴様は普通に接することができるのだ!!まったくこやつと来たら…いつもこの調子で困る。そうだ!まだ、自己紹介もまだだったな…私は、タツラだ。裁縫師をしている。因みに男だ!よく間違われるので先に、言って置こう。そしてこの隣の馬鹿は、カツマと言う。こんなだが鍛治師としての腕は良い。後、もう、二人居るのだが今は生憎と留守でな、機会が在れば紹介しよう。」


「あっはい!私はミイナと申します。初心者プレイヤーです。(ええ~!?こんな美人なのに男!?これじゃ間違われるのも無理ないよ~(´・ω・`;)))て言うか…男に負けた…)」


「ほぅ、プレイヤーであったか…ならば、フレンド登録をして置こう。そして、装備の関係は是非とも、我が快媛隊に!!」


「アハハハハアハハハハ♪ツラはせっかちじゃのぅ。そんで装備のことじゃがのぅさっきの白ビ…わ…わかったわかった~今のはただの冗談じゃきに…謝るからその剣突き付けんでくれんか…」


 私は暫く剣を突き付け渋々、剣を納めた。


「アハハハハアハハハハ♪いやぁ~怖い怖い…ん~じゃ此方が本命じゃ!」


 そうして、見せられたウィンドウには…


――――――――――――――――――


頭:ホワイトヘッドドレス…DEF+5 DEX+3

真っ白いヘッドドレス、其なりに防御力がある。

製作者…タツラ


体:バトルゴシックドレス…DEF+20 MIND+25 DEX+5

黒っぽいゴシックなドレス。前掛けエプロンが有るためドレスというよりメイド服に似ている。金属を要所に配置し見た目以上に防御力があり、精神的にも強くなる。

製作者…タツラ


腕:白猫の肉球グローブ…ATK+25 DEX+7 SPD+5 武装解除スキル無効

白い指貫グローブに見える。がナックルガードがあり、手のひらの部分にはピンク色の肉球のような滑り止めが付いている。

製作者…タツラ


腰:早着替えのベルト…DEF+2 MIND+1 スキル早着替え使用可能 破壊不可

見た目は普通の革のベルト、しかしワープフロッグの皮が使われていて早着替えスキルの使用が可能になる。※早着替えスキル…装備が全損した時事前に登録してある装備に着替えられる。ただし、装備は事前に登録しておかなければいけない。

製作者…タツラ


脚:白猫の肉球ブーツ…SPD+30 ATK+15 DEX+5 ノックバック無効

膝下まである白いモコモコしたブーツ。足裏のピンク色の肉球が滑り止めになる。


――――――――――――――――――


「うぇっ!?ここ…こんなに効果のある装備高いのでは!?私、こんな高そうな装備買えませんよう…」


「いやいやいや、ミイナちゃん忘れて無い?ミイナちゃんの装備代はうちの馬鹿亭主が払うって…。」


「そ…それでも今度はアイザックさんに申し訳ありませんよう…」


「いいから!さっきも言ったけど迷惑料だからいいっての♪」


「でもぉ…」


「なら…私達の狩の手伝いをお願いしようかな~?」

 渋る私にバルムンクさんは、折衷案を出して来た…。これ以上困らせたくなかった私は…


「……………わかりました…お手伝いさせて下さい!!」


「ん!ありがとねぇ♪」


「話は纏まったのか?」


「オウよ、全部買いで…代金はうちの馬鹿亭主が払うよ♪」


「うむ、毎度ありだな。後でアイザック殿を連れて来てくれ。」


「あいよ♪噂をすれば…あんたぁ!!ここ!ここ!」


「お前ぇ、俺を置いていく奴があるかよ…」


「そんなこたぁどうでもいいから!さっさと代金払いな!!」


「イエス!!マム!!」


「では、トレードを送る………うむ、確かに…」


「さて、んじゃミイナちゃん着替えて見せて♪」


「!こっ!此処でデスカ!?」


「いやいや、ミイナ殿奥に試着室はあるので、ご案じめさるな。何より、プレイヤーはウィンドウ操作で一瞬で着替えられる。」


「アハハハハアハハハハ♪その通りじゃきに!ウィンドウ操作が心配なら、奥の試着室も使えばよか!それなら、安心じゃろぅ?アハハハハアハハハハ♪」


「そうさせて、貰いますぅ!!」


――――――――――――――――――


「き…着替えましたぁ…に、似合ってますか?」


「あらあら♪まぁまぁ♪とっても似合ってて、可愛いわぁ♪白猫のメイドさんみたいねぇ♪」


「おぉ!確かに!!」


「うん!これなら、大丈夫ねぇ♪よし!!なら、行きましょうかミイナちゃん♪」


「あっはい!」


「おいおい…話が見えねぇんだけど…」


「これから、ミイナちゃんと狩に行くんだよ♪」


「は!?はぁあああぁ!?」


「いいから!行くんだよ!!」


 大声を上げたアイザックさんは、バルムンクさんにお尻を蹴られ…店の外に飛んでいった…。


――――――――――――――――――


 街の北にある門からでてその先にある"はじまりの草原"に来ていた。


「さぁて!ミイナちゃんは街の外は初めてだっけ?」


「はい。そうです。」


「異邦人だし…んじゃぁミイナちゃんは、"アイツ"に会ったこたぁ無いんだね?この草原は強いモンスターは居ないが"アイツ"がでるからねぇ…」


「?……………さっきもおっしゃってましたがそもそも"アイツ"って何ですか( ・ω・)?」


「あっそうか!!そもそも"アイツ"を知らなかったか!!"アイツ"ってのはね…」


「お!?オイッ!!"アイツ"が出たぜ!!」


「お!?ちょうどいい!あそこに居るのが"アイツ"さ!!」


 そうバルムンクさんが叫びながら指を指す方を見ると…一匹のモンスターが見えた。


「( -ω・)ん?あれ?……ですか?なんか…小さいような…なんかもっと大きいモンスターを想像してたのですが…あれが、"アイツ"ですか?」


「そう……………あれが"アイツ"さ…あれがこの草原で一番厄介で…別名"新人殺し"さ…」


「うぇっ!?"新人殺し"ですか!?」


「あぁ…」


 バルムンクさんの真剣な顔に、私は緊張してしまった…。が、モンスターの近くに近づきはっきりと見えたモンスターの姿にその緊張もほどけ、逆に力が抜けてしまった。何故ならそのモンスターは真っ白でモフモフした長い耳に、真っ白い小さな丸っこい体を持った…………………………………………………………………………………………………………………………………………………スライムだったから。

はい♪如何でしたか?お楽しみ頂けましたでしょうか?今話で気付かれた方もいらっしゃるかも知れませんが…というより前話でもちょっぴり入れていましたが某コメディマンガの攘夷な志士の方々をロールをしている設定で出させて頂きました。この場を御借りして…読んでいらっしゃらないかも知れませんが…

 空○先生申し訳ありませんでしたぁ!!大好きな○魂の大切なキャラクターを勝手に御借りして本当に!!申し訳ありませんでしたぁ!!今後も出る予定です!!御借りさせて下さい!!お願いいたします!!

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