６．テンプレ？
お久しぶりです♪ざらめ兎です♪今回は説明回？です♪
「ハァ～…………………。」
「そこまで～ショックだった～？」
「えぇ…冒険者になることを止められた時の理由が…まさか…幼女の見かけのせいだとは…」
あの後、リインさんは項垂れた私をヒョイッと持ち上げ、自分の膝の上に置いて暫く撫でくり回していた。
「まぁ～、15歳より上だって～聞いたから～登録は受けるけど～本気？」
「はい…お願いします…」
「は～い、じゃあ～これに必要事項を～書いて～♪」
「えっ、あ、はい…」
――――――――――――――――――
「できました～♪」
渡された書類に必要事項を記入してリインさんに渡した。
「は～い、じゃあこれ～どうぞ～。これは～冒険者の証明書だから～無くさないでね～♪」
そうして、渡されたのは銀色の手のひらサイズの金属板だった。
「はい！ってこれ、なにも書いて無いように見えるのですが…」
「大丈～夫ちょっと魔力を～流してみて～♪」
「えっ？(魔力を流す？えっ？どうやるの？)」
と、私が悩んでいると目の前に透明なウィンドウが開いた。
――――――――――――――――――
MPを消費しますか？
YES or NO
――――――――――――――――――
と、表示されたのでYESを押した。すると、
――――――――――――――――――
名前:ミイナ RANK:Ｆ
種族:ケット・シー
性別:女 年齢:19
依頼:‐
賞罰:‐
――――――――――――――――――
記載されていたのは、それだけだった。
「お～、あり？さっき書いたのより少ないような…」
「あ～、それはね～ステータスは～冒険者にとって～武器みたいなところが有るからだね～♪」
「あぁ～なるほど～」
「それじゃぁ～冒険者について～説明するよ～」
そうして、冒険者について教えてもらったところ…冒険者はＡ～Ｆ、それに`例外'のＳ、のランクに別れていてそれぞれ一つ上のランクの依頼しか受けられず、依頼毎に決められたポイントを貯めてランクアップを目指す。
Ｃランクからはランクアップ試験がある。Ｆランクは冒険者としては仮登録で1ヶ月以内にＥにランクアップできないと登録抹消になる。
依頼は、採取系、討伐系、探索系、護衛系の４つになりそれぞれに指名依頼、個別依頼、常時依頼に分けられる、採取系依頼は～を採って来い、討伐系依頼は～を倒して所定のアイテムを提出する、探索系依頼は～を探して来いまたは～の調査、護衛系依頼は～を～迄護衛する等の依頼が該当する、指名依頼は冒険者個人若しくはパーティーを個別に指名する依頼、個別依頼は一回限りの依頼、常時依頼は常にある依頼だそうだ。
パーティーは最大６人まで、一度に受けられる依頼は５つまで。
「ま～、そんなところかしら～聞きたいことが有ったら～また～私のところに来てね～♪」
「はい！お世話になりました!!」
「あらあら～頑張って～♪あっ！因みに依頼を受けるなら～入り口の隣にある依頼掲示板から～選んでね～♪」
そうして、リインさんに背を向けて依頼掲示板に近より、掲示されている依頼を確認していると。
「ヒャッハァ～!!お嬢ちゃん冒険者かぁ～？そんなちっこい容姿で依頼を受けんのかぁ？」
そんな声に振り向く…其処にいたのは…なんともお約束な、刺々しい黒っぽい革鎧(？)を着た金髪のモヒカン頭が此方を、ニヤニヤしながら見ていた…。
えー、ドキュンな新キャラ登場です♪因みに彼はちょくちょく出そうかと思ってます♪働きたく無いなぁ…仕事したく無いなぁ…
