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猫娘のVRMMO  作者: ざらめ兎
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5.いざ、冒険者ギルドへ

こんにちは…ざらめ兎です…リアルが忙しい…誰か…助けて…。


「な…なんじゃこりゃぁぁ!!」(゜д゜?!)


 開いたウィンドウに写し出されたのは、真っ白な毛並みの猫耳、尻尾の………………………小学三年生位の幼女だった…。


――――――――――――――――――


「う~おのれぇ…運営め…」


 アバターの確認を済ませた私はすぐさま容姿について通報メールを運営に送った。そして帰ってきたメールは…


[GM:仕様です♪]


 というふざけた一言だけだった…。


「ちくせう…はぁ~、まぁ…いいか…とりあえずチュートリアルを済ませよ…」


 そして私はチュートリアルを済ませる為、冒険者ギルド(・・・・・・)へと向かった…。


――――――――――――――――――


 冒険者ギルドの扉を潜るとラノベのように空気が一変した。扉の向こう側には…()っ(・)ぱ(・)ら(・)い(・)が大量に倒れていた。


「な~にこれ~…‥」(゜□゜;


――――――――――――――――――


「がぁっはっはっはっはっ!!いや~済まねぇなぁ嬢ちゃん!水を汲んできてくれてよぉ!がぁっはっはっはっはっ!!」


「ほんとよぉ~、お嬢ちゃんが来なかったら今日一日中動けなかったかも知れないわ~♪」


 ギルドで倒れていた人達は冒険者ギルドの職員でした。なんでも前日に大きな依頼を達成したパーティーがいて、その祝宴に職員の方達もそれに巻き込まれたらしい。

 そして、二日酔いで倒れていたところに私が訪れ、これ幸いと水を汲んできてくれと頼んだのだそうだ。


「いや~驚きましたよ!扉を開けたら皆さんが倒れて呻いているんですもの!」


「がぁっはっはっはっはっ!!ほんとに済まんかった!!ところで…嬢ちゃんは何しにギルドに?」


「あっ!!え~っと冒険者に成りに来たのですが…」


「冒険者に?嬢ちゃんが?本気か?」


「はい…まぁ、そうです。」


「う~ん…嬢ちゃんがかぁ…ギルドマスターというか大人としては、止めた方がいいと思うんだがな~。」


「えっ!何でですか?( ・◇・)?っていうか!ギルドマスター!?」


 目の前のギルドマスター(?)はボサボサの茶髪に筋骨隆々のまさにこれぞ、"熊" という筋肉髭達磨で、どちらかというと冒険者じゃないかと思っていた。因みに一緒に声をかけてきた人は、真っ赤な髪の毛をサイドテールにした少しつり目気味の眼鏡をかけた、お姉様!という感じの美人だ。


「ん?言って無かったか?俺が、このファルストの街のギルドマスターのガインだ!!」


「そして~私は~サブマスターの~リインです~」


「えぇ!?はっ!はじめましてミイナと申します!!お姉様()!!」


 咄嗟のことにそう口走ってしまった…。


――――――――――――――――――


「そっか~ミイナちゃんは~ケット・シーだったのね~それなら見た目より上の年齢なのね~♪」


「えぇ…まぁ…。」


 あの後、ギルマスのガインさんが私が冒険者になることを止めようとした理由を聞いて納得した、なんでも冒険者になるにはとある試験をクリアしなくてはいけないらしく…見た目幼女の私には難しいかも…ということで私が19歳と話すと…


「マジで!!!!!!!!!!!!!!!」


 と、周囲にいた他の人にまで驚かれた…(T-T)で、リインさんは気付いたらしく…


「もしかして~ケット・シーなの~?」


 というリインさんの一言にギルマス含め、その他の冒険者の方達も全員が納得した。


「えっ?あ、はい一応そうですけど…あの皆さん何で納得してるんです?て言うか、どうして、冒険者のお姉様方は同情の眼差しで此方を見ているのでしょうか?」


 という私の質問に答えたリインさん曰く、ケット・シーという種族は見た目は獣人の猫族と見分けがつかないそうなのだが、決定的に違うところが一つあり、しかもそのたった一つの違いが、ケット・シーは成人しても、一般的な猫族の身長の()()し(・)か(・)無いことだそうだ…。


つまり、大人は……合法ロリしか居ないらしい…。


 なんだそりゃ!!





新キャラ登場です!因みにリインさんはガインの娘、しかもガインよりLvが上でガインは手も足も出ません。ついでに戦闘時には普段のおっとりお姉さんから銀○のカ○イのごとき修羅に変わるという設定が有ったりします♪ありがちですね♪

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