10.初戦闘
お久しぶりです。ざらめ兎です♪仕事が一週間程立て込んでいて遅くなりました。最新話をどうぞお楽しみ下さい!
「ぇ?状態異常になっていたんですか…?」
「そう。」
「ち…因みに?何の状態異常で?」
「え?何のって…先ず、アイツを見て"魅了"に掛かって~次は、魅了で目が離せなくなったミイナちゃんがそのために今度は"混乱"に掛かっちゃってさ?んで、そうこうしてる間に"麻痺"にも掛かって…さっき状態異常回復薬を使ってようやく治したところさねぇ」
バルムンクさんの口から再び驚愕の事実が…………………………………っていうか…状態異常3つも掛かるって!?どんだけ~~~~~~~~~!!
「お~い。そろそろ帰ってきな。アイツを倒して街に帰ろう?」「はっ!!はい、り…了解しました!」
バルムンクさんの言葉に私は慌て目の前のスライムに向き直り装備していた初心者の片手剣を鞘からスッと抜き放った。
そして、抜き放った剣先をスライムに向けた。
「(おぉっ!?剣を握ったことなんて無いのに使い方がなんとなくわかる!!)」
「ミイナちゃんアイツの"核"(コア)を直視しちゃあいけないよ!」
「あふぇっ!?何でですか?」
「アイツの核には状態異常を引き起こすスキルがあるんだよ…ただしアイツ自体は此方から攻撃しない限り攻撃はして来ないから。攻撃するとものすごい勢いで逃げる奴が9割位いるけどねぇ…」
ザクッ! ピギィッ!?
critical!! ウサミミ スライムを倒した!?
「アレ?…え?バルムンクさん何か仰いましたか?」
「………!?………いや…何でもないよ(…ハァ、いくらスライムとは言え普通は一撃決殺なんてBランク位しか出来ないんだけど)………まぁ良いや、そこでずっこけてる阿呆亭主拾って街に帰ろう…」
「あ、はい!ところで…アイザックさんはどうしたので?」
「ん?あぁ…信じられない物を見てずっこけたのさ…」
「?」
「ヨイショッと、んじゃ帰ろうか?」
「はい!」
そして私達は街に向かった。