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断界の英雄  作者: 明太子
疾風決戦
56/62

スカウト

断界戦線本部。


弐番隊の会議室。


天狗との戦いのあと、空気はまだどこか重かった。


雷牙が椅子にもたれながら言う。

「で、次どうすんだ?また魔獣狩り?」


悠雅が腕を組む。

「それもあるが、今回は違う」


翠霞が静かに言った。

「戦力を増やす」


雷牙が目を丸くする。

「え?弐番隊に?」


颯が笑う。

「そういうことだろ」


蒼真が全員に尋ねる。

「スカウトには誰が行くんですか?」


その時会議室の扉が開く。


そこに立っているのは灯真と玲司だった。

「それは僕たち2人だね」


蒼真が2人に聞く。

「スカウトするのはどんな人なんですか?」


玲司は肩を回しながら言う。

「あんま俺たちも分かってないんだよな。知ってるのはフリーで魔獣狩ってる二人組ってことくらい。まあ強いなら弐番隊に引っ張ってくる」


悠雅が腕を組む。

「素直に来るとは思えないがな」


玲司が笑う。

「来なきゃ来させるだけだ」


翠霞が少し呆れたように言う。

「喧嘩して連れてくる気?」


玲司は肩をすくめる。

「強いやつは大体そうだろ」


その横で灯真が軽く笑った。

「まぁまぁ、そこまで荒れなくても多分来ると思うけどな」


颯が聞く。

「理由は?」


灯真はポケットに手を入れたまま答える。

「魔獣を倒してるってことは、目的は僕たちと同じだ。話せば分かるタイプだと僕は踏んでる」


玲司が鼻で笑う。

「甘いな灯真、世の中そんな綺麗じゃねぇよ」


灯真は余裕の笑みを浮かべる。

「だから君が一緒なんでしょ?」


玲司は一瞬黙ってから笑った。

「はっ、確かにな」


雷牙が笑う。

「なんかバランスいいなそのコンビ」


灯真はドアに向かう。

「じゃあ行ってくるよ」


玲司も続く。


ガチャ。


二人はそのまま会議室を出ていった。


翠霞が迅に聞く。

「連れてくるのはその二人だけなんですか?」


「いや、もう一人連れてきたいやつがいる」

迅は答えた。


雷牙が笑う。

「よし、誰が行く?」


迅が雷牙の方を見ながら言う。

「今回連れていく奴は決まってる、俺と…」


迅は蒼真の方を向く。

「蒼真、お前だ」


蒼真が少し驚く。

「俺?」


迅は頷いた。

「探す相手は俺の知り合いだ」


雷牙がすぐ反応する。

「え!?迅さんの知り合い?」


颯が笑う。

「珍しいですね」


悠雅も少し意外そうに言う。

「どんな能力なんですか?」


迅は答える。

「時間を操る能力だ」


一瞬、会議室が静かになる。


雷牙が固まる。

「……時間?」


颯が苦笑する。

「それはまた、とんでもないですね」


翠霞も目を細める。

「もし本当なら、かなり強いわね」


迅は蒼真を見る。

「行くぞ」


蒼真は小さく笑う。

「分かりました」


二人は立ち上がると、雷牙が手を振る。


「おーい!絶対連れてこいよ!」


颯も続ける。

「弐番隊に来たら面白そうだ」


悠雅が静かに言う。

「戦力は多い方がいい」


迅と蒼真は会議室を出ていった。


弐番隊の戦力を増やすためにーー

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