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謎の人型
数日後、拠点を離れた一行は広大な草原に出た。
風が吹き抜け、緊張と期待が入り混じった空気の中、仲間たちは間隔を取りながら整列する。
迅が前に出て、冷静に指示を出した。
「ここから先はチーム戦だ。全員、自分の役割を忘れるな」
翠霞が蒼真たちに微笑む。
「最初に動くのは君たちよ。蒼真、灯真」
蒼真は二刀を握り、軽く頷く。
「分かった。僕たちで突破してみせる」
灯真は金棒を肩にかけ、余裕そうに笑う。
「俺もついていくよ。さぁ、頑張ろうか」
その瞬間、草原の向こう側から敵の気配が迫る。
蒼真と灯真の前に現れたのは、規則正しく横1列に並んでいる人形の群れ。
「先に行って、また後で会おう」
灯真が冷静に告げ、蒼真も少し微笑んで前を向く。
他の戦線メンバーは奥へ向かって走っていった。
冷たい風が吹き抜け、草のざわめきの中で人形が静かに追いかけだす。
蒼真は息を整え、灯真も身構える。
敵の姿は確かに人の形だが、動きは機械的でぎこちない。
どう反応するか分からない――ただそれだけで、戦場の空気は鋭く張り詰めた。
「行くぞ!」灯真の声が草原に響き、蒼真も前に踏み出す。
二人と謎の人型の影との距離が縮まる。
ーーそして開戦。




